Wonderland Seeker

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オニドリルに楽は難しい 第6章

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~ここまでのあらすじ~

エリートの集うタマムシ大学付属初等部で出会った
ありす*(ろりのすがた)とア▶イス(しょたのすがた)……
この両想いであるはずの天才2人が、
互いに相手に惚れさせ、相手から告白させようと
バグの全てで権謀術数の限りを尽くす、
新感覚のラブコメ!!

オニドリルに恋は難しい》

ゆん『風よ吹け!嵐よ巻き起これ!波よ逆巻け!
破壊こそ創造の始まりなり!!』

うわあああああ六兆年と一夜物語がああああああ!!!!!!

 

さて、今回はシルフカンパニーからこんばんっぱー
バトルを行わずともカードキーを入手できることも、シルフでは合計4回しか戦闘しなくていいということも既に履修済みですよね?
経験値稼ぎのために先に一人だけ倒しておきます。

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52戦目・ロケットだんいんのしたっぱ
使用ポケモン
ラッタ   Lv28 EXP696
スリーパー Lv28 EXP990
ラッタ   Lv28 EXP696

52戦目・ロケットだんいんのしたっぱ
Take数:1

シルフからいったん退散して、サイクリングロードからセキチクへと南下していきます。道中のカビゴンは逃げて経験値回避、暴走族たちにはあらかじめ魔宮の賄賂を渡しておいて回避しましょう。

セキチクティー

せっかくですので、息抜きにサファリ動物園でも鑑賞。
ラッキー しあわせポケモン
つかまえられたら スーパーラッキー!

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ゆん「見当たりませんわよ!?」

きっと今はお昼ごはんの時間ですよ。
あ、ちょっと買い物でもしようかな~

 

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ゆん「お子様がすり抜けておりますわ!?」

あー、ほら。セキチクって忍びの里だからね。次期火影を見定めてるに違いない。

しょーもない前置きはおいといてジム攻略へレッツゴー

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53戦目・ジプシージャグラーのジョージ
使用ポケモン
スリープ  Lv31 EXP676
スリープ  Lv31 EXP676
ユンゲラー Lv31 EXP963
スリープ  Lv31 EXP676

どくタイプのジム(全員エスパータイプ
まぁポケモンならよくあること。物理耐久の低い雑魚なので割愛。

53戦目・ジプシージャグラーのジョージ
Take数:1

ここまでトレーナーをかわしていく方がよっぽど大変でしたよ(Take6)
もちろんこれもリセット回数にカウント。久しぶりにリセットしましたね。実にカスミ戦ぶり通算106回目!

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54戦目・ジプシージャグラーのマイク
使用ポケモン
スリープ  Lv34 EXP742
スリーパー Lv34 EXP1201

スリーパーは一撃耐えますが《サイコキネシス》も30程度のダメージなので気にせずともOK。レベル37にUPします。

54戦目・ジプシージャグラーのマイク
Take数:1

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お待ちかねの本編がやってまいりました。
実況はわたくし河路直樹!千葉マリンスタジアムからお送りします!

プレイボオォォォォォォル!!!!!!

55戦目・キョウ
使用ポケモン
ドガース  Lv37 EXP903
じばく/ヘドロこうげき/えんまく/どくどく
ベトベトン Lv39 EXP1311
ヘドロこうげき/ちいさくなる/とける/どくどく
ドガース  Lv37 EXP903
じばく/ヘドロこうげき/えんまく/どくどく

マタドガス Lv43 EXP1593
たいあたり/ヘドロこうげき/えんまく/どくどく

備考:すごいキズぐすり×2個

とりあえずまずは普通にやってみましょう。

1回表、ゆんの攻撃!トライアタックがクリーンヒット!
1回裏、対するドガース、どくどくが痛烈の一撃ィ!!

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ちょ

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ち~ん(笑)

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お  ま  た  せ

だいたいのルールの縛りプレイにおいて強敵となりやすい忍者を、ゆん一人で突破するための策を講じるタイムです。
ちなみに最少勝利でなくてもOKであった前作ですらここで手こずっていますからね。そもそも特攻が終わっているどころかまともな変化技すら覚えない彼女にはタイプ一致物理技しか残されていないにも関わらず、相手は物理耐久が非常に高いドガース系統&《とける》《ちいさくなる》を兼ね備えたベトベトンであり、《どくどく》も通じないと来ています。

さらにドガース2匹は自分のHPが高い場合は《どくどく》を、自分のHPが半分以下の場合優先して《じばく》を行うAIなので中途半端な行動をすれば毒殺されるか「あんたはここでふゆでしぬのよ」されること請け合いです。

そしてベトベトンの悪質な遅延行為……そうでなくとも恵まれた種族値からのタイプ一致攻撃……ラストのマタドガスは《トライアタック》ですら確定3発とかいう体力おばけであり当然すごいキズぐすりを内蔵しています。

せめてもの救いは

『えんまくによって命中率が下がらない』ことのみです!
それって救われているんですか?

 

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VSドガース(1匹目)

①《どくどく》をかわす

②《トライアタック》でまひを引く

③《トライアタック》でこおりを引く

④《トライアタック》が急所に当たる

以上のいずれかを満たせばノーダメ確定、①~③を引いたら《そらをとぶ》を選択することでPP節約になりますし①、②なら優先して《じばく》するAIが作用してくれます。

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ね?

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ね!?

VSベトベトン

そらをとぶ》の攻撃がオートで入るため、かわされないことをお祈りします。
この場合、相手の行動をスキップできないのでとにかく祈祷。
《どくどく》《ヘドロこうげき》の場合はリセット。《とける》《ちいさくなる》なら続行します。

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《とける》を使ってデレてくれたので、速攻お返しの色仕掛け。

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そして直後にスタンすることをかわいくお祈り!

はがねのつばさ》でぼうぎょりょくを上げるかどうか迷って《トライアタック》を使ったら奇跡が起きました。

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Darling' Darling' FREEZE!(もはや通じないネタ)

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うおおおおおおっ!(すごいキズぐすり全て消費)

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うおおおおおおっ!!(はがねのつばさで防御1ランクUP)

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うああああああっ!!!(ここにきて猛毒ッッッ!)

どうする……退くか……!?(リセットの意)
いや、しかし……ここまでこれだけのダメージで抑えられたのはこれが初めての試合……!

ここで退いては、縛りプレイヤーの名に傷がつくんだよねぇ!

来い!キョウ!!マタドガス!!!

今ここで、輪廻を断ち切る!!!

 

 

 

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(もうダメかもしれない)

(いつもこうだ)

(ちょっとでも上手くいけばすぐに調子に乗る)

(ボクは、そんな己惚れた自分が嫌いだ)

 

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そんな、打ちひしがれて現実から目を遠ざけ絶望していたときだった……

 

 

 

『諦めるのは───簡単です。』

 

 

 

ゆんは知っています。

ありすちゃんがどんなに先の見えない暗闇の中でも、手を伸ばしてくれる勇気がある人だってことを。

ありすちゃんに毛づくろいしてもらうのが好きです。

手のひらと翼を通して、ありすちゃんと通じあっている気がするんです。

ありすちゃんの声が好きです。

言葉一つ聴くたびに、使命に駆られるのを感じるんです。

ありすちゃんの目が好きです。

普段はするどいめですけど、仲間に優しくしようとしているとき、

柔らかくなるその目が好きです。

ありすちゃんの歩き方が好きです。

一緒に後ろを歩いていると、たまにちゃんとついてきているか、

確かめるみたいに振り向いてくれる、そんな歩き方が好きです。

ありすちゃんのチャートが好きです

赤ん坊みたいに無防備で、お祈りなんかちょっと長くて、

相手の急所に触れると穏やかになって、悪戯で個体値が低くても気づかなくって、

すごく胸が痛くなって。

好きです。

ありすちゃんが自分のことを嫌いだってそう言うのなら、

ありすちゃんのいいところがこんなにあるって、

ゆんが知っていることを知って欲しくなったんです。

ありすちゃんは自分のことしか知らない。

ゆんが見ているありすちゃんのことを、ありすちゃんがどれだけ知っているんですか?

だって、ありすちゃんはゆんの英雄なんです。

前世の記憶に残っているんです。

あの薄暗い22番道路で、自分のこともわからなかった世界で、

ただつつきまわることしか考えられなかったゆんを助けに来てくれたこと。

四天王が、いきなり強化版で策を使い切って、

レベル100にしても、先攻を取れても、

勝ち目なんてなくて。

命だって本当に危なくて。

それでも生きのこって。

温かいまま、ゆんの羽根の中に戻ってきてくれたこと。

目覚めて。

微笑んで。

ゆんが一番欲しかった言葉を。

一番言って欲しかった時に。

一番言って欲しかった人が言ってくれたこと。

ずっと、ゆんの時間は止まっていたんです。

あの世代に、オウムがえし以外の全てを失ったあの初代から、

ゆんの時間はずっと止まっていたんです。

止まっていた時間を、凍りついていた心を、

ありすちゃんが甘やかに溶かして、優しく動かしてくれたんです。

あの瞬間に、あの朝に、ゆんがどれだけ救われたのか、

ゆんがどんなに嬉しかったのか、きっとありすちゃんにだってわかりません。

だから、ゆんは信じています。

どんなに辛く苦しいことがあって、ありすちゃんが負けそうになってしまっても。

世界中の誰もありすちゃんを信じなくなって、

ありすちゃん自身も自分のことを信じられなくなったとしても。

ゆんは信じています。

ゆんを救ってくれたありすちゃんが、本物の英雄なんだって。

ゆんがいます。

ありすちゃんが救ってくれたゆんが、いまここにいます。

ゆんがいます。

ありすちゃんの言葉ならなんだって聞きます。

聞きたいんです。

ゆんは、ありすちゃんを、愛しています。

ありすちゃんが良いんです。

ありすちゃんじゃなきゃ、嫌なんです。

空っぽで、何もなくて、そんな自分が許せないなら、

いまここから初めましょ。

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ボクは溢れ出すアドナレリンだかセロトニンだかドーパミンだかに促されるように目を見開き、ライトステージへと戻ってきた。

「負けない……!負けるわけにはいかない……!
ボクにはまだ、ボクの勝利を待つ人がいる!!
諦めない事こそがチカラ!強さなんだッ!!!」

「ファファファ!違うな……あくまでもそれは縋り強がりに過ぎん!
何も手を下さずとも、おぬしは逝く!!
せめて甲賀忍者の華を深淵に散らしていけい!」

 

 

全てのオニドリルへ、
全ての埋葬ポケモンへ、

全ての縛りトレーナーへ、

いま純粋な愛をこめて!

 

 

ゆん!!!!!!

《トライアタック》だァァァァァァァ!!!!!!!

 

 

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55戦目・キョウ
Take数:148

 

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今回はここまでになります。

つづく!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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