Wonderland Seeker

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《Ride On The City》-███- アクセス不許可

そしてこの空赤く染めて、また来る時この一身で進むだけ。 すれ違っていく人も紛れ失くしたモノも、いつかは消えゆく記憶。熱く揺るがす強さ、儚く揺れる弱さ……所詮同じ結末(みらい) そんな日常紅霞を溶かし現れる陽、紅えう世界。 風になびかせ線を引いて…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part29

薔薇の首輪つなげて、銀の鎖くわえて今宵もひとり果てるあなたが憎らしい跪いてお嘗めよ、苦い愛の雫を天使に施す青いドレサージュ 自己と云う柩の中、魂はまだ動いてる千切れた翅は月光に生き返り潤むわ闇よりも怖いのは孤独……ふたりの証、十字架の元で貪り…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part28

天は神の栄光を物語り、大空は御手の業を示す。昼は昼に語り伝え、夜は夜に知識を送る。話すことも語ることもなく、声は消えなくとも、その響きは全地に、その言葉は世界の果てに向かう……。 ミズキの能力を用いてダークライによってグレアが見せられているナ…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part27

痛い光、目が眩む朝日を塗り潰して黒に変えたら、醜ささえ闇に溶けるだろう。聖書なんて必要ない。the DIRTY butterfly which influencens all.ツバサ広げた。この世が嘘だと信じ、全てを欺いてきた。今更もう戻れない、未来も踏みにじる。 そして…… -弓形(…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part26

「空と君のあいだには、今日も冷たい雨が降る……君が笑ってくれるなら私は悪にでもなるっ」 「あ……あっ、あぁっ……!そんな、どうしてですかっ!」「高潔な貴女が手を汚すことなんて、ないわ……」 ・・・・・・ちゃぷん・・・・・・ーーーーーーーーーーーーー…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part25

テンガン山の険しい連峰にも負けず、雪原のように白く透き通った幼くも凛としたブロンド人形の美少女は誰でしょう?そう、リースお姉ちゃんです。さっそくですがビアンカたち一行は大問題に直面していました♪ アリス「どーやって大団円まで行けばええんじゃ…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part24

「あなたに会えたそれだけでよかった、世界に光が満ちた。 夢で会えるだけでよかったのに……。愛されたいと願ってしまった、世界が表情を変えた。夜の果てでは空と海が混じる……。」 縄で縛りし大陸曳きて、ヒスイの地造りしとの伝説あり。疑義あれど真理一片…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part23

柔らかな日だまりが包む背中に、ポツリ話しかけながら。いつかこんな日が来る事も……。きっと、きっと、きっと、わかってたはずなのに……。 その2匹は見覚えのない生命体のはずだというのに、見覚えのある点字が刻まれていて私の頭の中はキャンバスいっぱいに…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part22

強き心を取り戻せ、そして失った心を呼び返せ。目醒める時は今なんだ!!!! すべて明らかになったのは朝の陽ざしが射しこんだ時だった。ロックが形見のプレートをなくしたこと、その形見はおそらくヒガナが奪ったこと、そしてボクたちが眠った夜な夜なグレ…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part21

篭の中の鳥のような虚ろな目に触れている午後の日差しはまるで貴方を外へ誘う光 変わらない予感は続いているあの日々さえ曇ってしまう めぐり来る季節-とき-に約束を奪われそうこの両手差しのべても心は離れて Why do you stare at the skywith your blurry …

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part20

過去は離れていき未来は近づくの観測者はいつか 矛盾に気づく"神"の創り出した世界は完全なるもので絶対の均衡それは折り重なる偶然 宇宙規模の奇跡守られてきたゲート《規制》は終わった 6号(似ていますね……あの時と) ヒガナ「クレッセントムーン!」足首…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part19

「ぜんぶ上手くなんていかない、簡単すぎたらつまらないから。目を閉じて風になる、きっと焦っちゃそこには行けない。WAKUWAKUしたいよ、ぼくらの夢は決して眠らない。新しい街でトキメク仲間探していくんだよ」 ロックの昔語りをきっかけに、シロナの手によ…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part18

「ここは時間も空間も超えたわたしの宇宙……よく導いてくれました。わたしの道標、あなたたち人がそう呼ぶ者……」 「はじめまして」したその日からずっと待っていたこの日を想っていたキラキラその目に宿った光を見たんだ 広がるこの大地を歩いて新たな出会い…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part17

ホウオウ「晴天日和、予の愛する天気よ」 サザンクロス島、砂浜あまりにもあっけない聖戦の終わりに、一様驚愕の色を隠せない。フルーラとともに、ホウオウを前にする形になってバトルメンバー全員集合。無駄に律儀なのか、グレア先頭に三鳥が縦一列、メグ最…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part16

「ほらね、キミも素敵な色を隠してた」 ダークルギア「……行くわ!」アリス「ゆん!旋回しながらあやつの風向きを変えろ!グレアはゆんの手助けをしながら熱して少しでも水圧を下げさせろ!サンダーは上空から、ライは陸地から、メグは駆け回りながら雷のコン…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part15

「ひとときの夢で観客を酔わせても、現実は変わらない」 ーーーライの封印を解いたら、メグが消えるーーースズランがそう言い放った衝撃はあまりにも唐突すぎて受け入れられなかった。急に出てきたかと思えば、何を根拠にそんな重い弾丸を飛ばしてくるんだ?…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part14

アリスは ビアンカをくりだした!アリス「営業開始だ、接客もてなしてやるぜ」ビアンカ「特別なお客様だね♪」ギンノ「私に相応しいメニューを用意しなさい」クオーレ「やれやれ……」 まずは戦力の見定め、ビアンカは何ができるのかを把握しなくては。つっても…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part13

モンスメグ「エレキテル☆エレクトリック!!」開幕早々、ほとばしる電撃を全身に纏って猪突猛進するメグ。こいつを捜してたあいだの3日で何を会得してきたのか最早その速さは目にも止まらなかった。モンスメグの エレキテル☆エレクトリック!こうかは ばつ…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part12

風の流れが、水の流れも、場の流れまで。透き通って視える、澄み渡って見える。 一振りの間にご丁寧にリフォームされた、シャボン玉ふわふわなオーロラフィールドに立ち戻ってパートナーの名前を呼んだ。アリス「ゆん」ゆん「よくってよ」スイ「待ち焦がれた…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part11

「生まれ変わって、待ってるからーーー。」 アーシア島(とう)古き伝説が残る場所 不思議の国デザインなエプロンドレスの上からピンクのビジューファーコートを着ている幼女が来たから注目されているのか、翼を生やした美少女がふたり(うちひとりは炎の翼)…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part10

スイ「レベルアップの時間よぉ~ん♥」ゆん・6号「は?」みかんのお社に泊まらせてもらった翌朝。鳥のさえずりと太陽のぬくもりをストレートに味わえる広い和室で四角形の大きなテーブルを取り囲みながら、みかん直伝の和風手料理に舌鼓を打っていると、突拍…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part9

みかん「キョンパン、涅黒魔流を魅せてくださいまし」みかんは キョンパンを くりだした! アリス「ゆん、休め」ボクはゆんを引き下げ、ロックに治療を任せた。おのずと彼女の出番だ。この薄氷のフィールドに決して引けを取らない神々しき火の粉を散らし、シ…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part8

サイレントヒルに辿り着いたボクたちを待っていたのは、意外すぎる人物だった。マサキ「なんや嬢ちゃん、もっとええリアクション取ってええんやで」 アリス「どうやってここまで?」6号「ヴァリエール公爵家の三女の仕業ですか?」グレアット「左手に"Gandal…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part7

モンスメグ「アサイラム×アーチェリー!」 リーちゃから制御命令を出されている以上、メグが得意とする電撃は使えない。ううん、使わない。使っちゃったら、リーちゃとの約束を反故するだけじゃなくってアリスちゃんとの再会も叶わないから。あーあ、煩わし…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part6

セレビィ、森の守り神と称される幻のポケモン。ジョウト地方の西南・ウバメの森のほこらで奉られていると言われ、なんでも時を渡ることができるという伝承が古くより言い残されている。その能力を悪用しようとした一件があって以降、人前に姿をすっかり現さ…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part5

みかん「ここ、キガンを抜けますと、えーと……サイレントヒルがあります」ウルミシティからモノレールで乗り継いでいき、豊穣な草原ゆたかな大平野へと降り立ってきたボクたち。ようやく目的地がすぐ近くまで迫ってきたそのガイドに安堵を覚える。この広大な…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part4

ギンノ「マダーム、かまいたち!」マダームは風を切り裂きながらネギを回転させ真空の渦を作り出し、鋭利な刃となってメグへと飛び交っていく!モンスメグ「おっそーい!遅刻遅刻!」純粋なスピードならメグは敗けない、空気の流れよりも俊敏に回避する。ギ…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part3

モンスメグ「なにここ、色がない!」ナツ姉のテレポーテーションで飛んできたその先には異様な風景が広がっていた。マサラタウンのようなのどかな田舎町、なのだけども普通なら当たり前のようについてある色彩がこの町には塗られていないのだ。手鏡で自分の…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part2

うゅみ「今ならまだ間に合うからぁ撤退した方がいいわよぉ?もっと勘違いしちゃう前にぃ」 スズラン「わー!すっごいおしゃれ!お姫様のお部屋みたーい♡」 スズランがカフェを尋ねたのにはもういっこの理由があったらしく、ボク個人にお願いがあったとのこと…

《Ride On The City》-硝子色の夕空- part1

※本作品はRide On The City-桜花の虹彩-編を読了してからお読みになっていただくとよりスマートに読み進められます、でも読んでいない方でもポケモンへの知識があれば大丈夫です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1・2・3で飛び込め!いつか描いた未…