ROTC-救星編
『Ride On The City~救星の明るい夜~』を読み終えていただき、ありがとうございます。最後に読者様参加企画があるので、しっかりと読み進めてくださいね。いかがでしたか?あなたの時間に、ひとときの思い出を作ることができたのなら幸いです。本作は前作…
夜空を翔ける流れ星を、今見つけられたら何をお祈りするでしょう?旅立つあなたと交わした約束、心の中にいつもあります。 眠れない夜には、あなたの声が聴きたいです。私の羽のような朝日が来るまで語り明かしたい。隣で夢中に話す横顔は、炎よりも輝いてい…
千年彗星編Ⅱ マグマ団アジト・マツブサの間マツブサ「くくく、もう少し。もう少しで完成なのだ」ルームへ突入すると、巨大なコンピューターをいくつも慌ただしく操作しているマツブサの後ろ姿があった。アリス「観念しろ。残すはアンタひとりだーマグマ団を…
ー千年彗星ー1000年に1度彗星が夜空を覆い尽くすその時、すべての生命の願いが叶えられる人も草花もポケモンでさえもその運命を逃れることは出来ない 千年彗星編Ⅰえんとつやまの内部は、まるでグラードンが日照りを起こした時のように灼熱が広がってい…
悠久水都編Ⅲグレアット「ビアちゃんの姿が……ポケモンにっ!」ホムラ「正体を現したか。ゴルバット、行け!」 ビアンカ「ミストボール!」 6号「すごい……あたりの霧が集まって輝いてます」カルマ「十分、伝説じゃんよ」モンスメグ「いけいけあーたん☆」 ホム…
悠久水都編Ⅱクオーレ「俺はいついかなる場合においてでも、常にアルトマーレの平和と繁栄、そして天災に襲われないように願い続けるよう作られた。言わば、無限の螺旋だ」アリス「ビアンカは……?」クオーレ「そんな重荷を背負い続けるのは俺だけでいい。だか…
アルトマーレ ビアンカ「ようこそ、水上の都・アルトマーレへ!」 ボクとメグは、ビアンカに乗せてもらってアルトマーレという街へ辿り着いた。水の都というだけあって、どこを見渡しても海と運河が広がっており、街のいたるところに橋が架けられていていく…
西邑祭典編Ⅳ アリス「6号!カルマ!メグ!ゆん!グレアット!この祭りにグランドフィナーレを届けるぞ!」 ホウエンリーグ・王の間 ダイゴ「来てくれると思っていたよ、アリスちゃん!」タキシードに身を纏い、銀髪を煌めかせながらボクを見据えるダイゴがそ…
西邑祭典編Ⅲ ポケモンリーグ・麗の間 モンスメグ「さっむーい★」グレアット「私が灯しましょうっ」6号「グレア、もういいのですか?」グレアット「はいっ」カルマ「んじゃかわりにぼく寝とくから」ゆん「お疲れ様です」アリス「よし、行くか」 プリム「わた…
西邑祭典編Ⅱホウエンポケモンリーグ支部 ミツルとのバトルで傷ついた手持ち達を治療してやって1日。具合の良くなったみんなを連れて、全体確認をする。 アリス「点呼とるぞー」モンスメグ「メグちゃーん!☆」 モンスメグ/ライコウHP/197 すばやさ/183こうげ…
それらは、ボク達が目を覚ました朝日の昇りきった時間にイズミから聞いた話だ。太陽がのぼる頃、ミナモシティから東の海・124ばんすいどうにカイオーガが現れたらしい。異変に気付いたアオギリは、アジトの目の前に突如として出現したその海の化身を自分…
『調停者』と呼ばれる伝説のポケモンがいた。流星の民にのみ観測が確認され、オゾン層を活動拠点とし、隕石のみを食すと言い伝えられている。そして、調停者はある時にのみ地上へと姿を現すというーーー 原始回帰編Ⅳそれから、6号とゆんにも個別でそれとなく…
原始回帰編Ⅲ カルマ「おい起きろ」カルマに叩き起こされて、目を覚ます。 アリス「こ、ここは……?」 カルマ「元いた場所にしか経由できないじゃんよ」ということは、ここは日照りの岩戸……。確かに何者かを祀っている鳥居に見覚えはある。 だが、ひとつだけ決…
大地の化身・グラードン 大地を盛り上げることで大陸を広げ、日照りを起こすことで雨雲を払いながらその光と熱で水を蒸発させる。 この力によって洪水などの水害に苦しむ人々を救うが、その一方で過剰に水を蒸発させ、干ばつを引き起こしてしまう。 カイオー…
海の化身・カイオーガ 水を操り、大雨や大波を引き起こすことで海を広げていった。その力によって干ばつに苦しむ人々を救ったが、同時に大津波や洪水を引き起こしてしまう。 グラードンと争い、戦いの果てに深海の奥深くに眠りについた。 原始回帰編Ⅰアクア…
王族封印編Ⅲ6号「私は、レジロックではありませんから」 その言葉に、ボクとレジギガスは耳を疑った。こいつは、レジロックじゃないだって……?そんなはずはない、エリカ様が間違うわけもないし現にレジギガスがここに居る。確かに今でこそハクリューの格好を…
王族封印編Ⅱ翌朝・りゅうせいのたき6号がアイスとスチルに爆裂魔法を見せてあげたいというわがままと、彼女ら2人もカンを取り戻したいという望みのもと人気の少ない場所であるりゅうせいのたき付近まで来ていた。メグは広々としたフィールドを駆け回り、ゆん…
王族封印編Ⅰアクア団アジト イズミ「ホエルオーにジーランスだって?それも当時の?」 マメパトがみずでっぽうを食らったような顔で目を丸くするイズミ。その傍らで、アオギリが厳しい視線でこちらを据える。 アオギリ「できねえこたあねぇ。嬢ちゃんがそい…
競技巡回編Ⅸ ルネジムジョウト地方にある、こおりのぬけみちを彷彿とさせる造りになっていた。非常に壊れやすい薄い氷の床になっており、恐らくは一筆書きのようにして滑りながら進んでいく仕組みなのだろう、恐らく。グレアット「これでいよいよ最後ですね…
競技巡回編Ⅷ もう伏し目がちな昨日なんて、いらない。今日、これから始まるモンスメグの伝説。モンスメグ「メグの歌を聴けーっ☆」 スポットライトがメグに当てられる。ルチアへの熱が冷め切らない中、彼女からはプレッシャーが感じられなかった。その堂々た…
競技巡回編Ⅶ ミナモシティ陸地の最果て、海の始まり。 モンスメグ「目的地に一番乗り~☆テッテレテッテッテー♪テーテーテーテー↑テッテレテッテッテー♪デッデッデェン♪」グレアット達をポケモンセンターに預け、ゆんを看病係に置いてくると、ボクははしゃぐメグとふたりでコンテスト会場へと…
競技巡回編Ⅵ ヒマワキシティ木の上で自然と戯れる町。6号「この橋が壊れちゃったらどうやって生活するんでしょうか」ゆん「縄で飛び移るんじゃないでしょうか?」ターザンかよ。モンスメグ「きゃははー☆カタカタ動いてたっのしー!」グレアット「ゆ、揺らさ…
競技巡回編Ⅴ フエンジムモンスメグ「たのもー☆」6号「どうも、穴をくぐって先へ進むギミックのようですね」ゆん「でしたら、飛びましょう」グレアット「そうですねっ」アリス「はい?」ジムリーダーらしき、赤髪の少女の前までそらをとぶしちゃったよ。もう…
競技巡回編Ⅳ ロープウェイ乗り場 4つ目のジムがあるフエンタウンを目指すべく、唯一のアクセスポイントであるロープウェイに搭乗すべくキンセツシティから北上してほのおのぬけみちをくぐり抜けたところで、ロープウェイ乗り場がある112ばんどうろまで来…
競技巡回編Ⅲ カイナシティヒトとポケモン、そして自然が行き交う港。 ハギ老人のボートでボクたちはカイナシティへと到着した。6号が海の家にあるサイコソーダのキャッチに引っかかって、1ダースも抱えて持ってきやがったので残った9本はひとりでイッキ飲み…
競技巡回編Ⅱカナズミジム ジムに入ると、岩壁に覆われたフロアが視界に飛び込む。奥には、なにかの化石のような骨が大きく飾られており、そこの真下にジムリーダーと思わしき少女がメグちゃんと対峙していた。あれ、なんだかこの光景デジャブ。 えぇと、ジム…
モンスメグ「ミナモシティ!行こ☆♪」翌朝。ポケセンのロビーでメグちゃんを待っていると開口一番、雑誌を片手に目を輝かせて張り切るメグちゃんが出てきた。 グレアット「おはようございますメグちゃん。元気ですねっ」ゆん「おはようございまして、メグちゃ…
コガネシティ一角 カントー地方でのミッションを終えてからしばらくが経った。 財団とコガネの市長兼ジムリーダー・アカネの援助によって、複数人がゆとりをもって住まいを持てるホームを構え、ボクはグレアットとメグちゃん、6号にゆんと、5人で特段慎まし…