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《Ride On The City》救星の明るい夜 Part6

競技巡回編Ⅴ

フエンジム

モンスメグ「たのもー☆」
6号「どうも、穴をくぐって先へ進むギミックのようですね」
ゆん「でしたら、飛びましょう」
グレアット「そうですねっ」
アリス「はい?」

ジムリーダーらしき、赤髪の少女の前までそらをとぶしちゃったよ。
もうジムの仕掛けなんてただの飾りじゃん。

???「しゃッらあああああああいッ!!!ようこそ、じゃなくてここのジムリーダーを務めさせていただくアスナ!……って、あんたら!」
6号「げっ」
モンスメグ「温泉のお姉さん!」
グレアット「あの節は申し訳ございませんでしたっ」
アリス「おまえら」

アスナ「まぁいいわ、勝負とこれは別!あんたらの力、見せてもらうよ!」

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アスナは マグマッグを くりだした!
モンスメグ「いっきまーす♪」

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血液の代わりに、灼熱の溶岩が循環して渦巻いているポケモンだ。
モンスメグ「先手必勝☆」
モンスメグの でんじほう
あいての マグマッグは たおれた!
6号「瞬電殺」
なにそのネーミング。
アスナ「くぅ、行ってきてバクーダ!」

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身体の中に火山を持つポケモン、背中のコブは骨が形を変えて出来たものだ。
アスナ「この子はじめんタイプ、でんじほうは効かないよ!」
モンスメグ「とりゃあ☆」
ジムのフロアに、弐撃のばくれつパンチによる衝撃を重ねてバクーダにぶつける。
バクーダは こんらんした!
ゆん「まぁ、凄いですわね」
アスナ「な!めげるな、バクーダ!オーバーヒート!」
フルパワーで渦巻く炎でメグへと攻撃する。
モンスメグ「あちゃちゃあーちゃー!」
バクーダの とくこうが ガクッとさがった
6号「この爆音……私の魔法に通じるものがありますね」
グレアット「ふぅん、美しくない炎ですねっ」
ゆん「うふふ」
グレアたんはお手厳しいこと。
メグは、火の粉を振り払うともう一度ばくれつパンチを放った。
モンスメグ「シークレッツ☆デュアル!」
あいての バクーダは たおれた!

アスナ「わたしの切り札を出すときが来たみたいね。お願い、コータス!」

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甲羅で石炭を燃やし続けてそれを莫大な資源としているエネルギーポケモン
そして噴き立つしろいけむりのおかげで、おそらく得意技であろうオーバーヒートのデメリットも受けないときた、アスナのエースポケモンに違いない。
モンスメグ「お嬢様みたいな子だねー、コーたんバトル似合わないぜ☆」
アスナ「ええい、口を慎め!」

6号「それにしても、暑いですね……」
ゆん「ほのおタイプの戦いですもの」
アリス「いや、急に暑くなったよーな……」
まるで室温がサウナのように一気に上がった気がする。
汗ばんだ洋服を、エプロンで扇いで乾かす。

モンスメグ「ねーんねーん、ころーりーよー♪」
コータス「?」
しかし モンスメグの こうげきははずれた
キミの《うたう》はいつも外れるね?
アスナ「当たらなくちゃ意味ないよ、寒い、凍え、火を焚こう!コータス、オーバーヒート!」
モンスメグ「みゃああっ!」
先ほどのオバヒと違って明らかに威力が倍増しているように見えた。
もくたんでも持たせているのか?いや、それにしては……。
コータスの とくこうが ガクッとさがった!
アリス「!」
グレアット「わかりましたっ、この熱さは日照りですっ!」
とくせい:ひでり
場に出ている間、にほんばれ状態にする。
にほんばれ状態の間は、ほのおタイプの技は威力が増すのだ。

6号「なるほど、隠れ特性の持ち主でしたか」
コータスは しろいハーブで とくこうを元に戻した!
ゆん「そしてデメリットを持ち物で打ち消す、と」
アスナ「よく燃えるなあ!」
かなりの痛手を負ったはずだ、次に決めないとメグの耐久じゃ持ちそうにないぞ。
モンスメグ「にゃふふ……ピントもオッケーレンズもオッケー♪」
メグは稲妻のような速さで飛び交うと、鈍足のコータスの懐まで近づきレールガンをぶっ放した!
きゅうしょに あたった!
あいての コータスは たおれた!

アスナ「あはは、やられちゃった。わたしジムリーダーになりたての新米でさ。威厳出そうと思ったけれど、これじゃあザマないね」

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アスナから、ヒートバッジを手渡してもらった。
これで過半数のジムバッジが手に入った。
よし。トウカまで戻って約束通り、センリさんとの戦いに赴こう。

~~~
トウカシティ

メグの手当てを済ませると、ゆんに乗ってトウカまで逆走してきた。
懐かしくも思えてきた町並みだった。
彼は手加減ができない性分と公言していたし、オダマキと親友関係にある。
おそらくこれまでとは比較にならないほどの実力を備えているだろう、長期戦になるかもしくは致命傷を負うか、どちらか避けられない事になるのは簡単に予測がついた。
なので、まだお昼前だがあらかじめポケモンセンターで人数分の宿泊ルームを予約しておくことにした。それほど入念にしておいても良いレベルと判断。

ゆん「真剣なお顔ですね」
アリス「あぁ、お前らにも頑張ってもらわないといけないかもな」
モンスメグ「メグちゃんパパーっとやっちゃうよ☆パパッ、パパパパッ♪」
アリス「そうなれば一番だけどな」
6号「私、まだこっちに来てから爆裂魔法を実戦で使ってませんからね!とびっきりのとっておきをお見せできますよ!」
アリス「一応期待してる」
グレアット「神のお加護があらんことをっ……!」

グレアットの捧げるお祈りを見届けると、ジムへと入場する。
アリス「っし、行くぞ!」

トウカジム

センリ「ここに来たということは、バッジを4つ揃えたのかい」
アリス「この通りです」
ストーンバッジ、ナックルバッジ、ダイナモバッジ、ヒートバッジの入ったバッジケースを提示する。
センリ「よろしい。この時を待っていたよ。ありす。トウカジムリーダー・センリ、本気でいかせてもらう!かかってこい!」

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センリは ラッキーを くりだした!

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モンスメグ「あー、ナースさんだ☆おはようございナース♪」
うん確かにポケモンセンターでお世話になってるけどね。
気を引き締めろ、という言葉はメグにゃ通用しない。
センリ「話は聞いてる、キミが4つのジムすべて一人で突破したようだね。その実力、俺に見せてもらおうか」

モンスメグ「メグメグの歌をきけー♪」
ラッキー「?」
しかし モンスメグの こうげきははずれた
それ恒例行事になってないか?
センリ「バステとは、こうやって使うのだ」
あいてのラッキーの どくどく!
モンスメグは もうどくをあびた!
グレアット「あれはキョウさん秘伝のっ!」
ラッキーは耐久の鬼だ、その硬さで居座って変化技をばらまくことでポテンシャルを発揮する玄人向けのポケモン。今は不在だがカルマと近い性質を持つ。
モンスメグ「パーブルカラーなメグちゃんもきゅ~と~」
おめめぐるぐる。
6号「言ってる場合ですか!」
このまま持久戦に持ち込まれるとやばい。
メグは、力を振り絞ってシークレッツデュアルの掌波をラッキーへ直撃させる。
いいぞ、物理耐久は低いうえに弱点だ!
こうかは ばつぐんだ!
ラッキーは こんらんした!
ラッキー「らきらきぃ!」
だがどうだ、まるで平気な顔をしていた。
ばくれつパンチが完全に入ったのに!
センリさんは、自信ありげに悠々と語りだした。

センリ「なぜあえてラッキーで進化を止めているか分かるか?」
確かに、ハピナスのほうが圧倒的に種族値が高いしノーマルタイプの使い手である彼であれば進化は造作ないことだ。進化前で止めるメリット……まさか!
ハッとした顔を見てほくそ笑むセンリさん。
センリ「しんかのきせきを持たせているのだよ」
しんかのきせき。進化の余地があるポケモンに持たせると、進化エネルギーを用いてぼうぎょととくぼうを底上げするアイテムだ。
これは思った以上にまずい状況だぞ……!
センリ「ラッキー、ちいさくなる!」
ラッキーの かいひりつが グーンとあがった!
グレアット「ミニマムになりましたっ!かわいいですぅっ」
喜ぶグレアたんはおいといて、回避までバフされちまうとただでさえ命中精度に不安があるメグの攻撃がますます当たらなくなってしまう。
そして、猛毒によるスリップダメージ……この男、悔しいが本物だ。
ゆん「せめてでんげきはでもあればよろしいのですが……」
それはそう。しかし、メグにはメグのプライドがある。必中技にロマンなどみじんも感じられないことだろう。
だからといって、でんじほうじゃ……待てよ?
ボクはリュックのわざマシンケースを漁る。そういえばテッセンとのバトルでバッジと一緒にわざマシン34を……。
アリス「これだ!メグ、キャッチしろ!」
モンスメグ「ダイビングキャーッチ☆」
アリス「覚えなくていい!その技の使い方を見るんだ!」
ほたるびを同時にでんじほうに撃ち込んだり、はめつのねがいの星に直接織り込める彼女であれば、その技量を生かしてオリジナル技を編み出せるはずだ!
モンスメグ「おけまるすいさーん☆メグ、いっきまーす!」
センリ「光明を見出したかい?その閃き、見せてもらおう」

メグは、でんじほうのチャージを溜め込みながら広範囲に帯電させていった。その電気は次第に拡散されていき、フィールド全体を包み込んでいく。
6号「わわ、髪が!」
グレアット「サンダーを思い出しますっ……!」
ゆん「う、目が霞んで」
かませ!モンスメグ!
モンスメグ「エレキテル☆エレクトリック!」
モンスメグの でんじほう
きゅうしょにあたった!
あいての ラッキーは たおれた!
でんじほうの威力をそのままに、でんげきは特有の電光石火が如き速さで放つことにより必中と化したレールガンだ!

センリ「ふふっ、いいぞ。それでこそ俺の相手に相応しい」
センリは ケンタロスを くりだした!

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気性が荒く、スタミナに溢れた闘牛・ケンタロス
そのパワーはかつてカントー地方において英雄と称えられたほどだ。

モンスメグ「ぎゅうた!」
美味しそうになっちゃったな!
6号「救護班です!メグさん、これを!」
6ごうは モンスメグに かいふくのくすりをつかった。
アリス「あ、またお前くすねたな!」
グレアット「まあまあっ」
センリ「ケンタロスはかいこうせん

凄まじい無色の極太ビームが、メグを襲う!
タイプ一致から放たれるはかいこうせんはワタルの繰り出すそれと遜色ない威力だ。
モンスメグ「うにゃああああっ!」
モンスメグは たおれた!
グレアット「メグちゃんっ!」
センリ「力には力。さあ、誰が出る!?」
ホウエンはじめてのメグリタイア。
やはり、嫌な予感は的中した。だが、だからこそこっちも対策は練ってある。

ゆん「私が出ましょう」
ノーマルVSノーマルのマッチが幕を切られた。
アリス「ボクとの苦しかったあの経験、バネにしてやろうぜ」
ゆん「はい、ありす様」
センリ「オニドリルか。キミはミツルくんと一緒に説得をしてきた子だね、よほど理知的と見える。軍師の妙策、見せてくれ」
ゆんは、周囲の風を集めると急速で羽ばたかせ温度を急降下させると氷点下まで落ちた強大な冷風を舞ってケンタロスへと当てる!
ゆんの ふぶき!
ケンタロスは こおりづけになった!
6号「やりました!」
ふぶきは、3割の確率でこおり状態にさせる最強の氷技だ。
いかにケンタロスが暴れ牛だろうと凍ってしまっては身動きもとれまい。
センリ「ふぶきか、それは盲点だったよ」
ゆん「これで終わりですの」
吹雪の風を活かして翼を硬化させると、するどいくちばしに見立てた鋭利な一本の羽根でケンタロスを穿つ!

つ の ド リ ル
いちげきひっさつ!
そして、ゆんは静かに翼を畳んだ。同時にケンタロスが倒れる。

グレアット「ゆんちゃん、かっこいいですっ!」
見れば腰につけているボールはあと2つ、残り半分だ。
センリ「見くびっていたよ。だが、もう加減はしない」
センリは ガルーラを くりだした!

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ガルーラは深い愛情を持ち、わが子のためなら死も恐れないポケモンだ。
ボクの見立てでは、うゅみの遺伝子を強く受けたのではないかと思っている。

ゆん「疾ッ!」
ゆんが翼の先からエアカッターを生み出そうと動くよりも早く、ガルーラが手のひらを思いっきり叩いてゆんを怯ませた。
ガルーラの ねこだまし
ゆんは ひるんで わざがだせなかった!
6号「ああっ」
ガルーラジュニアの ねこだまし
アリス「!!!!!!!」
母親だけでなく、小さな子供も同じ技を見様見真似で放った!
あ、あれはもしや
センリ「これが親子愛の力だ」

とくせい:おやこあい
親子2匹で攻撃をする、全てのダメージ技は2回攻撃となり2回目の攻撃は1回目の半分のダメージとなる。
グレアット「なんと慈愛に満ち溢れたお方っ」
ゆん「っつう……母の力は偉大ですね」
気を取り直して、翼を翻すゆん。
センリ「さて。強さを追い求める漢・センリ、本領発揮させてもらう」
ゆん「ですがねこだましは最初の一回のみです!次は凍らせてっ……」
先ほどのように、冷たい強風を巻き上げるゆん。
だがその一瞬生じる隙をガルーラ親子は見逃さなかった。

ガルーラの ふいうち!
ガルーラジュニアの ふいうち!
ゆん「くあっ……!」
ゆんは たおれた!
6号「ゆんさん!」
センリ「雀の首領を抑えたわ、次は誰が相手ぞ」

強い……強すぎる!
先制一致技のねこだましに、後の先の技ふいうち。さらにどの技も倍率ドン。
見極めの極意を持った彼であれば、変化技を選べば別の技を瞬時に繰り出すことだろう、一切の妥協は許されない。
グレアット「ゆんちゃん、あなたの敵討ち。私が取らせていただきますっ」
憤怒の炎を両翼に宿し、信仰の光を心に宿しグレアットが場に出た。
センリ「カントー御神体が相手か。不足はなし!」
グレアットを はげしいひかりが つつむ!

ガルーラの グロウパンチ
こうかはいまひとつのようだ
ガルーラの こうげきりょくがあがった!
ガルーラジュニアの グロウパンチ
こうかはいまひとつのようだ
ガルーラの こうげきりょくがあがった!
6号「一度の攻撃で二度もバフを!さらに本来なら半減のダメージも2回攻撃で実質等倍に!」

グレアット「祝福のお知らせに参りましたっ!」
グレアットの ゴッドバード
きゅうしょにあたった!
ガルーラは ひるんで わざがだせなかった!
センリ「やるじゃないか」
しかし、ようやくダメージが少し通った程度に過ぎなかった。
次に上昇した物理攻撃力から繰り出される技をまともに食らえばやられちまう。

グレアット「愛の源である神よ、
限りなく愛すべきあなたを、
心を尽くし、力を尽くして愛します。
また、あなたへの愛のために人をも自分のように
愛することができますように、
神よ、私の愛を燃え立たせてください。

あれは、グレアットのせいなるほのお!火傷を負わせられれば得意とする物理攻撃も機能停止だ!
センリ「祈り終える前にその炎を消し飛ばす!」
ガルーラの いわなだれ
しかし こうげきは はずれた!
ガルーラジュニアの いわなだれ
しかし こうげきは はずれた!
6号「天に祈りが届きました!」

グレアットの せいなるほのお!
ガルーラは やけどを おった!
ガルーラジュニアは やけどを おった!

決まった!ガルーラの持つ技はすべて物理依存、これで終わりだ。
センリ「くわっ!甘いわぁ!」
ガルーラジュニアの さわぐ!
ガルーラの さわぐ!
ガルーラジュニアは さわぎはじめた!
アリス「なんだって!?」
失念していた、母親だけではなく子供まで技を個別に習得していたなんて。
それに、さわぐは特殊依存。とくこうは控えめとはいえタイプ一致で威力135に迫る強力な技だ、やけどのデメリットを貫通することが出来る。

センリ「まだだ、まだ終わらん!」
ガルーラの グロウパンチ
こうかは いまひとつのようだ
こうげきりょくが あがった!
ガルーラジュニアは さわぎつづけている!
6号「別々に攻撃の指示を!」
グレアット「うぅっ……!」
体力の限界が近づいていた。このままでは親子の思うがままだ。
センリさんには子供がいると聞いた、その親子の絆がこのガルーラに伝わっているとすれば、その力は無限大のエネルギー。

アリス「グレア!飛べ!」
グレアットは そらにたかくまいあがった!
ガルーラと ガルーラジュニアの こうげきははずれた!
センリ「無駄だ、いわなだれは空飛ぶポケモンにも当たる!」
ガルーラの いわなだれ
グレアットは かわした!
アリス「空は鳥にとっての聖域ですよ。その空域には誰も邪魔させません。グレアット、地上に降りずにそのまま祈りを捧げろ!」
グレアットの じんつうりき!
きゅうしょにあたった!
グレアットの そらをとぶ
連続波状攻撃!
ガルーラは たおれた!
アリス「っしゃあっ!」

センリ「ふっふっふ、これほどのものとはね。キミたちの力、認めざるを得ないな」
グレアットは、よろよろと地上に墜ちた。もう受け身をとれるほどの余裕も残っていなかったようだ、ボクは彼女を引き下げる。
6号「グレア、立派でしたよ」
センリ「百獣の王さえ従わせる俺の本気、受けてみろ!」
センリは ケッキングを くりだした!

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世界一ぐうたらと言われているが、一度パワーを発揮すると大地を割るとさえ伝えられている最強のノーマルポケモンだ。
こいつが、センリさんのエース!

アリス「6号、行ってこい」
6号「はい!」
センリ「ハクリューか……?いや違う。ライコウやファイヤーと匹敵するその力。キミも伝説のポケモンなのか」
6号「我が名は6号!レジの一族にして、爆裂魔法を極めし者なり!」
堂々と自己紹介をする6号。そういえばこっちに来てから初めてだったな。
センリ「レジの一族だって?封印されているはずだが……まぁいい。格の違いを見せてやる!」

ケッキングの ギガインパクト
きゅうしょにあたった!
こうかは いまひとつの ようだ

6号「へぇ。そんなちっぽけな爆発で切り札なんですか」
平然と構える6号。そりゃそうだ、防御種族値200だぜこちとら?
センリ「ま、まさか!」
気づいた時には もう遅い。

6号「哀れな獣よ、紅き黒炎と同調し、血潮となりて償いたまえ!
穿て!エクスプロージョン!」

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あいての ケッキングは たおれた!
トウカジムは 半壊した!
センリ「ぐわああああっ!」

気が付くと、一面焼け野原と化していた。
けたたましい轟音に、トウカの住民も押し寄せてくる。
こりゃ明日のトップニュースだな。
どさっ!
6号「はあぁ……気持ちいいですね。最高にハイってやつです」
アリス「100点満点だぜ」
互いに、親指をぐっと突き立てる。
センリ「ははは!良い試合だったよ、キミにこれを授けよう」

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バランスバッジを 手に入れた!
アリス「ありがとうございます、久しぶりに白熱しました」
センリ「俺もだよ。さて、次のジムはキンセツから西に抜けて北上していくとヒマワキというツリーハウスの町にある。正直言ってしまえば俺に勝てたなら、敵じゃない」
めっちゃぶっちゃけましたよこの人。自信の塊のような男だ。
センリ「そしてそこから先は海を渡る必要がある、このバッジがあればなみのりをこの地方でも使えるようになるからね、活用してくれ」
ひでんマシン03を もらった!

~~その夜~~
トウカポケモンセンター

アリス「今日はお疲れ、いい飯宅配しといたぞ」
6号「アーボックですか!」
モンスメグ「メグちゃんあのチーズ苦手なのよね~」
6号「ががーん」
アリス「財団から、タケシの手料理を運んでもらってる。めっちゃ美味いってエリカ様お墨付き」
グレアット「家庭的なんですねっ」
ゆん「ご兄弟が多いと聞きましたから」
アリス「明日は遠い場所まで行くからな、しっかり精をつけて備えとけー」

~翌朝~

モンスメグ「おはよー!!!カンカンカン!!!起きて!!!朝だよ!!!!すごい朝!!!!外が明るい!!カンカンカンカンカン!!!!!おはよ!!カンカンカン!!!見て見て!!!!外明るいの!!!外!!!!見て!!カンカンカンカンカン!!起きて!!早く起きて!!カンカン!

アリス「うるせぇー!」
6号「むにゃ……なんなんですかもぅ」
グレアット「朝のミサの邪魔ですよっ!」
ゆん「あらあら」

いつもハイテンション、テンションMAXリラックス~なメグちゃんだが今日は特段アッパーに決まっていた。
いったいなにが彼女をそこまで突き動かすというのか。
モンスメグ「きょうトクサネ行くんだよね!そこを超えたらミナモなんだよミ・ナ・モ☆」
あー、そういえばコンテストがどうだの言っていたなあ。
ミナモなんて聞いてもこの子しか浮かばないんだが。

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モンスメグ「メグちゃん、ずーっとレッスンしてたんだから☆」
アリス「わかったから落ち着け。グレアットの勤行が終わったら出発するから」
6号「ふあぁ……おはようのキスはまだですかぁ……なんて、むにゃ」
モンスメグ「ろっくん、ちゅーっ♪」
6号「んみゅぅ!?……///」
ゆん「あら~(パシャリ)」
あーもう、朝からめちゃくちゃだよ。こいつらに緊張感って言葉教えてやってくれ。
グレアット「みなさんお静かにお願いします~っ」

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~~~♪~~~

チャーミングな翼を引き下げて登場
無敵で素敵な衝撃 刺激的な少女
誰もが自然と回りだす神様だって踊りだす
揺れる会場燃える会場ほら案の定
Peace Enjoy!

僕ら時々日々の隙間に彷徨うことだってあるだろう
そんなときパッと目の前そっと照らしてくれるある光
つまらないネタばっかり寄付してちゃつまらない
そんなにハマって抜け出せなかった昨日までの僕ら

爪なんてなくてもいいのさ
空なんか飛べなくていいのさ
僕らこのパーティがあればそう何にでもなれるのさ!

Come On!

Magic 君の紡ぐ魔法は
Burning 僕を熱くする
Playing それはちっぽけなんだ
だけども世界に花を咲かすさ

Ride On 闇を駆け抜けてく
Supreme 愛と空すべて
受け取るすべてがまるでメッセージ
照らしていてよ最後まで

握った手のひらから伝わるのさ君が好き

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