ー経験値が加算されますー
クチバシティ
グレアット「わーっ、ここが港町クチバですかっ」
モンスメグ「広場もあって、かけっこできるねー」
6号「ふふ、此処なら爆裂魔法の練習も」
アリス「させねーよ」
6号「えー、何でですかそろそろ撃ちたいですんですけど」
アリス「あんなレベルの魔法撃ったらまたクチバが崩壊するわ!」
カルマ「次は誰と……?」
アリス「マチスっていう軍人らしいよ」
グレアット「ああ、イナズマアメリカンと評されるあの」
6号「ぐぐぐ、軍人!?軍の方なんですかっ!?」
アリス「現役はもう退いて今はリーグ公認のジムリーダーって聞いたよ」
モンスメグ「あははーワンリキー、メグが見えるかなー(シュンシュン)」
ワンリキーはじならしをしている!
6号「うぅぅぅ……」
グレアット「6号ちゃん、どうしたんですか震えてますよっ?」
カルマ「あー……遥か昔戦争があった頃に、その兵器として生物搭載型のウェポンが使われたって時を渡った際に見たよ」
アリス「なるほど合点がいった、そういや三大ゴーレムことレジ3匹はその戦争の最終兵器として運用されていたなんて本で見たことあるな。本体はシンオウに眠ってるとかなんとか」
グレアット「そうだったんですか……6号ちゃんかわいそうに。つらいこと思い出させちゃったねっ(ナデナデ)」
6号「私は今日は休んでます……(ボールにシュイイン)」
モンスメグ「およよーどしたのみんなー暗い顔しちゃってー」
アリス「いいや、そっとしてやってくれ」
カルマ「お気楽なロマン主義者には分からないさ」
モンスメグ「ほえー?」
うゅみ「ふあぁ、そういえばぁエリカから何か届いてたよぉ。特別報酬とかぁ」
アリス「おー、忘れてた。いったい何が入って」
アリス「お!お前たち喜べ、その特技をもっといっぱい使えるようになるぞ」
カルマ「ふーん、それは願ってもない申し出だね」
モンスメグ「つまりメグちゃんのロマン砲がばかすか打てちゃうー!」
アリス「あ、うん。おーい6号、爆裂魔法練習に使ってもいいくらい余裕ができ」
6号「言いましたね聞きましたよ言質取りましたからねあの手ごろな洞穴で付き合ってもらいますよ」
アリス「身代わりはっや!分かった後で付き合ってやるから」
6号「やっほーい!ばっくれつばっくれつらんらんらーん♪」
グレアット「あらあら。ふふ、元気が戻って良かったですねっ」
アリス「ただグレアットにはあまり要らなかったかな」
グレアット「そうですね。神の翼を広げられる事は嬉しいですけど元々PPもあって長期戦をしないスタイルですのでっ」
アリス「じゃあ余ったぶんは……(チラッ)」
うゅみ「むにゃぁ」
ディグダのあな
アリス「機嫌直してあげるついでに、マチスに勝てる方法考えてくるからお前たちは自由にやっといてくれ」
6号「さー行きますよアリスさん!爆裂を更に極めて爆裂たるものに!」
アリス「いいけどダグトリオだけは刺激しないでくれよ、手に負えないんだから」
6号「光に覆われし漆黒よ。夜を纏いし爆炎よ。
レジの名のもとに、原初の崩壊を顕現す。
終焉の大陸の地に、力の根源を隠匿せし者。
我が前に統べよ!
エクスプロージョン!」
アリス「いつ見てもすごいなあ」
6号「どうですか、この鳴り響く轟音・振動。あぁ素晴らひぃ……(パタリ)」
アリス「んしょっと……1日1発が限度らしいし帰るか」
6号「もう、ちょっとは関心持ってくださいよ(オブラレ)」
アリス「こういう退場技は専門外なんだよ」
それから考えが浮かぶまで、毎日毎日。ひざしが強い日も雨の日も、砂嵐が吹き荒れる日も霰が降る日もディグダのあなでの爆裂魔法の特訓は続いた。非常に頑丈でかつディグダ達が掘り直してくれるため、特に目立った地形改変もなく6号はさぞ満足そうに魔力とエネルギーを放出していた。
そんなある日。
アリス・6号「ばっくれつ♪ばっくれつー♪」
『うおおおーい!!!』
アリス「なんだ?」
6号「街が騒がしいですね」
船長「だーれだぁ!毎日毎日だいばくはつを放ってやがる頭のおかしいポケモンはぁ!?」
ジェントルマン「おかげで夜景もディナーも台無しだよ」
ふなのり「迷惑してるんでぃ!犯人出てこーい!」
サントアンヌ号の方々だった。あー、そういえば豪華客船パーティのために停泊してるなんて言ってたなあ。
ここはこーっそり、抜け出して……。
6号「我が名は6号!伝説の三大ゴーレムにして爆裂魔法を極めし者!」
は?おい誰かこのアホを止めてくれ
6号「クックック、我が美麗なる爆裂魔法におびき寄せられたようですね。良いですよ、大歓迎です。お望みとあらば目の前で見せてあげても」
アリス「ばかそんな挑発すんなって!」
ふなのり「あぁ?なんだこの嬢ちゃん」
ジェントルマン「お嬢さん、いい子は下がっていたまえ」
船長「嬢ちゃんのポケモンかぁ?ここ連日爆発させまくってんのは」
アリス「いやいや何のことだか」
6号「私ですよ」
アリス「何言っちゃってんのお前ぇ!?」
6号「ありすさん。売られた喧嘩は買わないとこのレジの名が廃ります」
アリス「穏便に慎ましく生きろよそんなだから封印されるんでしょがぁ!」
船長「ほー。おかげでお偉いさんや子供たちにずーっと文句を言われっぱなしなんだ、抑えてくれねえか」
6号「ムリです、爆裂魔法は私の生業ですしそもそもしっかりと防音対策をしていないそちらに非があるのでは」
いやいやいやあんなレベルの防音は出来ないんじゃないかな6号さん?それも海の上だから余計に揺れるんでしょうよ!
ふなのり「ガキだからって調子に乗んなよ!」
ジェントルマン「ふむ。やぶさかではないがポケモン勝負で決めても構わない」
あーあーどうすんだよこの騒動。もう最少勝利とか言ってる場合じゃ
「シャラーップ!」
アリス「誰だ?」
船長「おお、あの声は!」
マチス「ヘイ!俺様のシマで何をしてるんだい!?」
「『マチスさん!』」
アリス「うわー。すごい人来ちゃったよ」
6号「あ、あの人がマチスですかっ(ササッ)」
マチス「キャプテン、ここは俺様に免じて下がっていてくれ」
船長「イエッサー!(敬礼)」
アリス「おー。さすが元少佐、統率力が取れてる」
マチス「そこのガールズ!俺様はマチス、この港町クチバを仕切るジムリーダーだッ。よろしくな」
6号「ぐぐぐ軍人なんですかあなた」
マチス「Oh、怖がっちゃいけねえ。それは昔の話、今はリーグ公認の公務員さ」
アリス「待ってください。貴方財団職員ですよね」
6号「え」
マチス「ほう、こりゃアンビリバボーだ。トゥルースに気付くったぁ」
アリス「軍の勲章バッジにしちゃ不自然だったし、見慣れた模様だったからな」
マチス「いかにも。俺様はロケット財団軍師よ。ユーはミスエリカが言っていたアリスとやらか?」
アリス「こんな形で職員と会うのは不本意ですけどね。そうですよ、貴方を倒すためにここに来ました」
マチス「HAHAHA!なるほどそこのガールはヒューマンじゃなくてポケモンか。ということは俺様も見逃すわけにゃいかねえな、観光地を荒らしてくれたんだ。クチバのトップとしてきっちり落とし前は付けてもらうぜ」
6号「ぬぬ、ここでやるつもりですか。受けて立ちますよ」
マチス「こんな場所でBOM!されたらクレーターになっちまう。財団特製バリアーのジムでマッチしようじゃねえか」
アリス「そのバリアーどんな性能してんすかマジで」
6号「いいでしょう!首を洗って待っていてください!先生お願いします!」
アリス「誰が先生だ」
マチス「泣いても知らないぜ、シーユー!」
クチバジム手前
グレアット「帰ってらしたと思ったら神妙な顔つきで、どうされたんですかっ?確かにジムの前は緊張しますけどっ……」
アリス「マチスは財団の幹部だ」
モンスメグ「へー、まあエリカもジムリーダーやってるし不思議じゃないけどー」
カルマ「面倒事はごめんだよ」
6号「さあ行きましょう同胞達よ!決戦の時は今!」
アリス「だから待てって。なんでいつもいつも勝手に先走る」
6号「はなしてくだひゃい~」
アリス「先鋒はメグに頼んだ。」
メグ「さー、いえーす」
6号「私は!私が売られた勝負なんですが!」
アリス「どうせお前は1匹だけ1回きりの魔法だろ。最後にドカンと思い切りやってやれ」
6号「分かりました!ふふふ、慄け軍人よ……我が爆裂魔法の塵としてくれましょう」
グレアット「えっと、私はっ」
アリス「出番が出来たら呼ぶ。うゅみのおもりしながら見ていてくれ」
グレアット「はいっ」
ガサゴソ……
モンスメグ「あれー、すり抜けしないのー?」
アリス「あの電気の壁は障害物だからすり抜けられないんだよ。だからこうやってロックを解除して先に進む」
6号「万能じゃないんですね。あれ、ということはもしや」
オルソン「ウェルカム、軍隊仕込みの戦いを見せてあげよう」
アリス「そういうことだ。3戦目はマチスじゃなくてこいつなのさ。メグ、頼んだ!」
モンスメグ「おけまるー」
オルソン「ほう、私のピカチュウが一撃で……中々の腕前だ」
モンスメグ「どんなもんだい!」
アリス「そのパンチの精度上げておけよ、行くぞ」
マチス「ヘイ!ユアアリス!アンドリトルガール!」
6号「リトルガールではありません、我が名は6号です」
マチス「ソーリー、ナンバーシックス!だが俺様のシマで暴れた代償は払ってもらうぜ」
6号「望むところです。バリアーごと塵芥にしてやりますよ」
アリス「すーーーーー…………
ごめんなさいすみませんでしたあ!」(6号の頭を押さえて頭を下げながら)
マチス「ホワッツ?」
6号「ちょ、なにやってんですかどうしてこんな奴に私まで謝るなんて」
アリス「ばか、ジムリーダーとして相手をするのはエリカ様からの使命だけど財団職員として相手をされちゃこっちが今後支障をきたすんだよ、ヒビを入れるきっかけになったら自由な生活が出来なくなる!」
6号「保身ですか!」
カルマ「ふん」
グレアット「あ、ありすさん……私からも謝りますのでどうかご無礼をお許しくださいっ」(ペコリ)
6号「グレアットまで」
マチス「ワーオ。これはお見逸れしたぜ、見事だアリス、頭上げな。俺様もヒートアップしちまった、そうだ。確かにミスエリカのポリシーに反しちまう。んじゃあ」
マチスは財団バッジを祭壇に置く。
マチス「クチバジムリーダー・マチス、エレクトリックにバトルさせてもらうぜ!」
アリス「サンキュー!行け、メグ!バトルスタンバイだ!」
4戦目・マチス
使用ポケモン | 特性 | LV:性別 | 習得わざ | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
ビリリダマ | ぼうおん | Lv.21 | 不 | ソニックブーム | たいあたり | いやなおと | でんげきは |
ピカチュウ | せいでんき | Lv.18 | ♂ | でんこうせっか | でんじは | かげぶんしん | でんげきは |
ライチュウ | せいでんき | Lv.24 | ♂ | でんこうせっか | でんじは | かげぶんしん | でんげきは |
マチス「そのガールはライコウかい!エレキエキスパートとしてそいつと闘えるのは光栄だぜ!」
アリス「ただのライコウと思わないでください。メグ!あいつは物理に弱い、やってやれ!」
モンスメグ「おけおけー、気合ためてくよー」
メグははりきっている!
マチス「ビリー、でんげきは!」
モンスメグ「?」(きょとん)
マチス「いかにレジェンドって言ってもダメージは通るんだなあ!ハハハッ」
アリス「ナメてもらっちゃ興ざめですよマチスさん」
モンスメグ「ビリビリで元気でてきたー!ゴッドハンドスマーッシュ♪」
きゅうしょにあたった!ビリリダマ、戦闘不能!
マチス「オーノー!なんだそりゃあ!」
アリス「驚くのも無理はないですよ、言ったでしょうウチのメグは違うって」
マチス「チェンジ、ピカーCome On!」
アリス「カルマ、頼む」
カルマ「はぁ?なんで。メグに任せておけばいいだろ」
アリス「(耳打ち)いいか次に出てくるのはピカチュウ。あの国民的アイドル、ポケモンの顔と言っても差し支えない知名度も人気も最高のピカ様だ。そんなポケモンが絡めとられてじわじわと苦しんでいく姿、想像しただけでそそらないか?」
カルマ「あはは、気が乗った。ぼくが相手してやろう」
6号・グレアット「うわー……」
カルマ「おいピカチュウ、キミばかりメディアやグッズのセンターを飾ってずるいぞ」
ピカチュウは いちゃもんを つけられた!
マチス「トリッキープレイか!かまうな、でんじはで痺れさせな!」
カルマ「ちっ」
マチス「でんげきはだ!」
カルマ「残念、草タイプのぼくには効かない。そして拍手喝采だ」
ピカチュウは アンコールをうけた!
カルマ「そしてこのリンゴで傷も全快(たべのこしモキュ)」
マチス「シット!これじゃあわるあがきしか出来ない!」
カルマ「惨めだね。こいつでスタンバイ完了だ」
ピカチュウに タネをうえつけた!
やどりぎが ピカチュウの体力を 奪う!
カルマ「キミばかりが主役を取って……ずるいなぁずるいなぁ……」
うらみで でんげきはの PPが減った!
6号「うわぁ、いつ見てもえっぐいですね……」
モンスメグ「かるるんこっわーい☆」
マチス「そのぶんだとダメージソースはシードとわるあがきの反動だけみたいだな!だったら影分身とこの傷薬で時間を稼がせてもらうぜ!」
カルマ「ちっ……麻痺って思うようにアンコールの手も動かせないな」
グレアット「だ、大丈夫でしょうかっ」
アリス「宿り木のダメージは瀕死になるまで続くし、そのドレインとたべのこしで貰ったダメージは無に帰る。例えわるあがきすることになっても反動ダメージより回復が上回る。負けることないさ」
カルマ「そういうことさ、理解が速いねマスター」
マチス「チッ。その姑息な戦術、この国と戦争していたころを思い出すな」
ピカチュウ、戦意喪失!
カルマ「ラストは6号、キミの出番だろう」
アリス「お前の自慢の爆裂魔法、見せてこい。ここ数日の特訓で練度を上げただいばくはつを」
6号「はい!行きますよ、マチス。あなたの相棒とこのジムごと消し飛ばします」
マチス「やれるものならやってみな。行けライチ!」
ライチュウ、降臨!
6号「空蝉に忍び寄る叛逆の庭園、
我が前に訪れた静寂なる神雷……」
マチス「そんな長いスペルじゃあ、俺様が先にやらせてもらうぜ!
ライチ、エレキウェーブ!」
6号は麻痺して 身体が痺れた!
カルマ「まずい……悔しいがあいつの使うでんじははレベルが違う……ピカチュウに一泡吹かせられたからな」
モンスメグ「んー。確かにでんげきはなんて普段はエネルギーにしちゃうけどー、ちょこっとピリってしちゃったんだよねー」
アリス「構うな、詠唱に集中しろ6号!」
マチス「そんな程度かい、リトルガール。ライチ、シャドークローン!惑わせてやれ!」
ライチュウの回避率が 上がった!
6号「や、やっぱり怖いです……」
グレアット「6号ちゃん、身体が震えてっ」
カルマ「フラッシュバックみたいな現象が起きてんね。あれじゃ当たるものも当たらないよ」
アリス「6号!ずっと間近から見てきたボクが言うんだ!自信を持て!過去なんて断ち切れ!」
6号「ハァ……ハァ……ッ」
モンスメグ「ろっくんー、ファーイト☆」
なんだ『ろっくん』って。いつの間にそんな仲良く
いや今はそれどころじゃない、6号をなんとかしてあげないと。
マチス「俺様がウィナーみてえだな?ライチ、ゴー!」
6号「くぅ……!」
詠唱が中断されて無防備な6号に電撃波を与え続けるライチュウ。抵抗するどころか、自分が兵器として造られた生い立ちと軍人への恐怖に苦しむ6号の姿が痛ましくてとても直視できなかった。
モンスメグ「もうダメダメなのかなー」
カルマ「最悪の時はぼくがどうにかしてやんから」
グレアット「お、お二人とも6号ちゃんを信じてあげてくださいっ。アリスさんだってつらいんですからっ」
6号を元気づけてやる方法なんて、これしか思いつかない。
任務が失敗したらした時だ、意を決して叫んでやった。
アリス「6号ーっ!」
6号「っ!(チラッ)」
アリス「それでも伝説の三大ゴーレムなのかよ!だいたいなんだよゴーレムって、RPGだったら序盤か中盤くらいに出てくるちょっと堅いだけの雑魚敵だっつーの!」
6号「なぁ!」
グレアット「アリスさん!?」
アリス「ホウエン地方ってそんなレベルなのかよ!そんなんで伝ポケだったら、こっちじゃサイドンでも伝説名乗れるわ!お前は、お前はそれでもいいのかよ!」
カルマ「わお、言うねぇ」
アリス「お前が独りぼっちは寂しいっつーから、しょうがなく連れてってやってんだぞこっちは!こんなとこでへこたれるなら本当にマジのマジで返しちまうぞ!」
モンスメグ「ありすちゃん辛辣ー」
アリス「そもそも過去がなんだよ!カルマなんてセレビィって名前を付けられた瞬間から戒めみてぇな可哀そうな奴だし、グレアットだってずっとにらみつけるさんだってネタにされ続けてんだよ!それでもこいつらは楽しく今を生きてんだ!」
うゅみ「うわぁ」
アリス「だからよ、見せてくれよ。最強最高の、爆裂魔法を。これからもさ」
6号「……全く。励ましてくれるかと思ったら、ひっどいことをそれも敵の前でのうのうと……最低ですね」
自覚は、してる。でもこれしか出来ない人間なんだ。
6号「良いですよ、やってやろうじゃないですか!しっかり目に焼き付けておいてくださいよ。私の伝説の1ページになるんですから」
グレアット「6号ちゃん!」
マチス「今さらモチベーションが回復したところで、もう遅いぜ。ライチは限界まで回避スキルをアップさせてんだ、当たらねえよ」
アリス「マチスさん。そういうの、負けフラグって言うんですよ」
6号「
時は来た!
今、眠りから目覚め、我が狂気を以て現界せよ!
穿て!
エクスプロージョン!!!!!」
アリス「やった!ぐべっっ」
カルマ「うわあぁあぁ」
モンスメグ「わわわー」
グレアット「きゃあぁっ」
うゅみ「Zzz(ふよふよ)」
マチス「オーーッノーーーーーーッ!」
6号「バタリ。どうですか、アリスさん……今までで一番の手応えでした、よ(親指立てて)」
アリス「次はこのバリアーとジムごと飛ばしてやろう(ぐっ)」
マチス「ユーの強さ、トゥルース!オッケー。オレンジバッジやるよ!」
ミッション4/15達成!
その後
マチスの名に免じて、サントアンヌ号への不始末は放免としてもらい裏でロケット財団が手を回して無事パーティを成功させた豪華客船は出航していったそうだ。
ポケモンセンター・ポケモンルーム
6号「あーー。今日は疲れましたあ」ドサッ
グレアット「お疲れ様、6号ちゃんっ」
カルマ「MVPはお前さんだよ」
モンスメグ「ひゅーひゅー、ナイスー♪」
6号「えへへ。いい経験になりましたよ」
グレアット「かっこよかったよっ」
6号「お褒めに預かり光栄です」膝にぎゅー
グレアット「わわっ、もうっ」ナデリ
カルマ「にしても、ひどい言われようだったねぇ」
6号「そうですよ、ほんとどうなってんですかウチのトレーナーは」
モンスメグ「あはー、まあまあー」
グレアット「でも、アリスさんお隣ですごい真剣なお顔で考え詰めてたんですよ。きっと、6号ちゃんのことで頭がいっぱいだったんでしょうねっ」
6号「な、ななぁーっ!///」
アリス「騒がしいなあいつらは……あ、エリカ様からじゃん」
ーおめでとうございます、経験値とこれまでディグダのあなやクチバでの騒動などなどしっかり悪行ポイントに加算しておきますね☆ー
アリス「あっはい」
ー次は洞穴とシオンを抜けて。いよいよタマムシですねー
アリス「そうですよ。準備して待っていてくださいね」
ーもちろん。あなたが来る時をお待ちしておりますー
アリス「変なこと仕込まないでおいてくださいよ、ただでさえあいつらの面倒見てやるの大変なんすから」
ーあらあら。すっかり板についてきたみたいですねー
アリス「こっちはそっちの都合でやってるだけです。終わったらまた自由にやらせてもらいますからね」
ーそういう事にしておきましょう。では私は支度がありますのでこれでー
6号「ばっくれつらーんらーんらんっ♪えへへ、むにゃあ」
次回に続く
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