レッツゴー！オニドリル　その６

ここまでのあらすじ

カツラ『うおおーす！おいのりの　よういは　いいか！』

焦がれても届かない......

もう駄目だと思ったそのとき！

エリカ『おはようございますトレーナー諸君』

my secret eau de power♪

”ひみつのちから”を身に付け、再戦

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ゆん『心頭滅却すれば火もまた涼し、ですよ......』

～～～

負けるたびにスクリーンショットを撮っていたら

麻痺にそもそもかからない
麻痺になっても動いてくる
ギャロップに焼き殺される

などと繰り返しているうちに

とうとう15回に突入していました

オニドリルぅ！お前に足りないもの、それはぁ！

火力、主力技、物理耐久、特殊耐久、弱点補完、人気

そしてなによりもぉ！

祈りが足りない！！！

そうです、もはやレベル上げなどという領域は超えてこます
経験値稼ぎなど時間の無駄でした

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ーーー時は来たーーー

ゆん　の　ドリルくちばし！
きゅうしょにあたった！

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ゆん
「そうでした。これも一つの世界。わたくしの中の可能性
今のわたくしがわたくしそのものではありません
いろんなわたくし自身が有り得るのです
そうです。埋葬ポケモンではないわたくしも有り得るのです」

カモネギ

『そう思えば、この対戦世界も決して悪いものじゃない』

ゆん
「対戦世界は悪くないかもしれません
しかし、わたくし自身は嫌いです」

ケンホロウ
『現実を悪くイヤだと置き換えているのは君の心さ
現実を真実に置き換えている君の心だ』

ぺラップ
『現実を見る角度が少し違うだけで心の中は大きく変わる
真実はトレーナーの数だけ存在する』

ピジョット
『だけどトレーナーは狭量な世界観で、自分の中のモノサシでしか物事を計れない、与えられた他人の真実でしか物事を見ようとしない』

ブースター『晴れの日はようりょくそパ』
ペリッパー『雨の日はかみなりパ』

ラブカス
『そう教えられたらそう思い込んでしまう
雨の日でもじめんタイプは強いのに』

デリバード
『ただ君はトレーナーに好かれることに慣れていないだけ
だからそうやって他の子たちと比べなくていいんだよ』

ゆん「でもわたくしのこと、皆嫌いではないでしょうか......」

アゲハント
『そう思い込んでるだけ。
自分が嫌いなポケモンはトレーナーを信頼できないわ』

ゆん
「わたくしはブレイブバードもなく
ドリルライナーでジバコイルも落とせず
スナイパーを発揮してもダメージが出なくて」

エネコロロ
『自分がわかれば、優しくできるでしょう』

ゆん
「わたくしは、わたくしが嫌いです
ですが、好きになれるかもしれません
わたくしは対戦環境に居てもいいかもしれません
そうです、わたくしはわたくしでしかない
オニドリルはオニドリルです
オニドリルでいたいのです！
わたくしは、ここに居てもいいんです！」