《Ride On The City》-硝子色の夕空- part43
「悲しみはまだ覚えられず切なさは今つかみはじめた
あなたへと抱くこの感情も今言葉に変わっていく
未知なる世界の遊迷(ゆめ)から目覚めて
この羽を広げ飛び立つ
飛翔いたら戻らないと言って
目指したのは白い白いあの雲
突き抜けたらみつかると知って
振り切るほど蒼い蒼いあの空
蒼い蒼いあの空
蒼い蒼いあの空」

アリス「んきゅ~」
シロ「都合がいいですねーーー
今のうちにアリスの出生の秘密を教えましょうーーー
ブルーが危険な子たる所以にも繋がりますーーー」
モンスメグ「Foo!ほわちゃんに一生ついていきます☆」
ゆん「ガタッ」
グレアット「まさしく神様の祝福ですっ!」
6号「あははは……」
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-カントー地下都市-
カルマ(あー?なーんであいつらオーレにいるじゃんよ……ちょーどいいや、必要になったらメンドーだしちょいと様子でも見に行くか?)
ユリ「如何したのじゃ、カルマよ。まだ余興は済んでおらぬのじゃ」
カルマ「そーいやおめぇ、水があったらどこでも水鏡で見れるだろ?""リライブ""がいりそうな状況になってる?」
ユリ「些末な事じゃ。ブルーが帰ってきているとでも言えば伝わろう」
カルマ「うっわだっりぃ……念のために行ってくるわ」
ユリ「うむ。帰ってきたらワカメッチ舞踏の続きでも観覧しようぞ」

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アリス「ふぁ~……バイバニラの夢みてた……」
シロの長ったらしい昔話を聞きながら遊んでいるうちに眠ってしまっていた。しかし夢の中ですらバニプッチとバイバニラに囲まれるなんてだいぶ影響されてるな……。
寝ぼけ瞼をクシクシと擦って目を開くと、眼前には見知らぬ天井がだいぶヒビ割れた状態で広がっていた。
アリス(ここどこぉ……)
無性にぬいぐるみあたりを抱きしめたくなって、状況確認も兼ねて周りもろくに見ずに手探っていると柔らかな感触が当たって眠気が醒める。
ゆん「きゃ。おはよう、よく眠れたかしら?」
なんだ、ゆんか。
ゆん「髪型崩れてるじゃない。リボンも結び直してあげるわ、ほら」
アリス「ん」
モンスメグ「いいですか、落ち着いて聞いてください☆」
アリス「うひゃあっ!」
お前の声を聴いて落ち着けるか、油断してて思わず嬌声を上げちゃっただろ。口元をドレスの袖で拭うとほのかにバニラアイスの香りが漂った、どうやら染み付いてしまったらしい。
モンスメグ「あなたが眠っている間にカノンたんを救出する愛と勇気の大作戦が敢行されました☆」
6号「普通に言えないんですか」
なぜかお医者さんの格好をしてにょきっと生えてきたメグはさておいて、周りを見渡すとそこはオフィスのような一室だった。天井のみならず壁面や床も長年手入れがされていないのかぼろぼろに寂れており、キノコどころか木まで自生してる始末だという状況にさえ目を瞑れば。
グレアット「どうやらシロ様いわくっ、ビアンカちゃんはブルーさんに催眠を掛けられてるらしくてっ。その催眠を解除する方法がこの廃墟と化した研究所にあるみたいなんですっ」
ケミカルでの一件で汚れたからか、オフィスの片隅で緋袴をしゅるしゅると着替えながら説明をしてくれるグレア。どうやらボクがおねんねしてる間に解決策が出ていたらしい。
アリス「研究所?それにしちゃシルフカンパニーみたいな会社に見えるけど」
使われていないとはいえ、散乱している物等をどこをどう見ても研究所というよりありふれた普通の会社の一角にしか見えない。
6号「これは表の姿です。どうやらどこかに秘密裏のラボが隠されていて、ビアンカさんを助けられる方法はそこに眠っているようですよ。こんな秘境にロストテクノロジーがあるなんて浪漫がありますね」
アリス「秘境?ここはどこなのだ」
モンスメグ「オーレ地方!オ・レ♪」
アリス「なぬぅ!?そんな場所まで遠路はるばる来ていたのか……」
オーレ地方といえばイッシュ地方に接する砂漠地帯と熱帯雨林のひしめく地域、要はカントー地方から遥か海を越えた先にある場所だ。
モンスメグ「こううんのもりにワープしてあげたメグに感謝感激アメモース☆」
アリス「おーうお前の所業かこのこの」
モンスメグ「きゃー☆」
ゆん「こら、暴れちゃ結べないでしょう」
なるほどこううんのもりに行き着いた時点でオーレ地方に来てしまっていたわけか、そりゃあ人っ子ひとり見つからなかったはずだ。パーテーションに貼られている穴が開いた簡易的な周辺マップに目をやると、どうやらこのオフィスとこううんのもりも含めてひとつの離島の中になっていてオーレの外れに位置しているっぽかった。
そしてこの島の名前は ダークニケル島 と呼ばれているらしい。
アリス(そういえばスズランもここを旅したと言っていたな……)
ゆん「ん、ばっちり。今日もお人形さんみたいに可愛らしいわよ」
グレアット「はうぅ~アリスちゃんお持ち帰り~っ♡」
おさげに結んでもらって大きな赤いリボンをチャーミングにセッティングしてもらった直後に、着替えている途中のグレアが地肌で抱きついてきてほっぺすりすり。
アリス「はいはい。そーいやシロは?」
ゆん「知りませーん」
6号「一足先にラボを探索していますよ。シロさんのことですからこうしている間にでも帰ってくるでしょう」
モンスメグ「メグもこうしちゃいられない☆ほわちゃんに続け~!」
待っていられない気性のメグらしくドタドタと慌ただしくどこかへ駆けていった。着付けしにくいだろうにわざわざ目の前で座りながら、橙色の下着の上から白い小袖を通しながら緋袴を履くグレアを眺めながら話を続けた。
アリス「で、最初の血族がなんだって?」
6号「そこから聞いてなかったんですね」
ゆん「スキップしても大丈夫な部分よ」
アリス「じゃあいいや」
グレアット「よくありませんっ!シロ様のお話で最も重要なところですっ!」
足を伸ばして緋袴を履く最中のグレアは、火の鳥柄の千早をぶんぶんと片手で振り回しながら激昂して、巫女装束を着ながら解説役を開始した。
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ブルー「アルル。アタシの手でアスフィアとの因縁を終わらせてあげる。きっとラティアスに鍵があるはずだわ!」
ビアンカ(お兄ちゃん……アスフィアさん……)
ブルー「克服したのよ!!過去の忌まわしき記憶を!! 自分の中の弱さを!!恐怖を!!」

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グレアット「というわけでっ、ブルーさんはシロ様の箱庭計画を支持なさっているんですっ」
身なりを整えたグレアはボクを膝の上に乗せながらブルーの身の上話を聞かせてくれた。それがどうビアンカを連れ去る因果に繋がるのかは不透明だったが、ともかく道標に意見をしたボクの存在を疎んではいそう。
しかし肝心かなめの情報が出そろっていない。
アリス「そうか、それでブルーの居所は?」
グレアット「ずっと神託でしたり口寄せなりと様々試してはいるのですけどもっ、ブルーさんと思わしき気配は見つかりませんっ……まるで神隠しに遭ったかのように意図的に宝玉の能力を用いて消しているのかもしれませんねっ」
アリス「ビアンカを救う手立てとやらを見つけたところで本人を見つけねば意味がないからな。こりゃお手上げか……」
なにはともあれブルー本人を見つけ出さねば契機がない。ローラー作戦を続行するか考えていると、亜麻色の髪をリーゼントに巻いた電波が飛びかかってきた。
モンスメグ「そーでもねぇーぞ☆」
6号「ラブリーしいなは不在ですよこわいにいさん」
探索班が無事帰還してきた。常に無表情で読み取りにくいがどことなく明るい面持ちを見るにラボとやらの正体が見つかったのだろう。
アリス「シロ!」
シロ「隠し通路を見つけましたーーーご案内しましょうーーー」
グレアはそのままボクを抱っこして立ち上がると、彼女の腰元に足を組んで肩に掴まりながらラボへとエスコートしてもらうことにした。こんな埃まみれの場所でブーツを汚したくないし歩くよりもラクだからちょうどいい。
視界の前方は紅い髪の毛しか見えないが振動の感覚から見るに隠し梯子を下りていく様子だった。揺れるたびにグレアの炎髪から藤の香りが鼻孔に入っていく。
ゆん「なんだか最近お話が難しいわね……」
モンスメグ「考えるな感じろ☆」

-地下・研究セクション-
地下ラボに到達したとたんにグレアの炎髪越しでも分かるくらいの黄色がかった暗い霧が立ち込めていた。思わず反射的に彼女の艶やかな髪を束にしてハンカチ代わりに口の中へ咥えてしまう。
グレアット「んっ、アリスちゃんそのままにしていいからねっ……あんまり空気を吸っちゃダメですよっ……」
ゆん「まるでベトベトンに顔を突っ込んだみたいね」
モンスメグ「メグ、レッスンの後は汗でベトベター★」
6号「確かにこんな場所なら普通の人は近づきませんね、木を隠すならと言ったところでしょう」
グレアット「メグちゃん平気なんですっ?」
モンスメグ「もうとっくに麻痺してる☆」
シロ「……アリス、覆う必要はありませんーーー」
アリス「むっ?」
喋り終わるや否や、悪臭立ち込めていた劣悪な匂いは綺麗さっぱり消え去り、代わりにきらきらとシルク色に輝く砂糖のように細かい星屑が降り出してきた。
モンスメグ「爽快リセッシュ☆」
グレアット「凄いですっ。アリスちゃんもう離していいですよっ?」
抱っこしてくれていた両腕を離そうとした瞬間に、ボクは両足を腰に絡めてぎゅっと首元に腕を伸ばすと、白袖の襟合わせ部分の露わになっている胸元に顔を埋めて抵抗。感化されちゃってから今日は甘えたいモードなのだ。
アリス「…………グレアのほうがいい香りする」
グレアット「もうっ、しょうがない妹ですねっ……シロ様、アリスちゃんが必要になりましたら私ごとお願いしますっ」
シロ「きちんと年相応に可愛い面もあるのですねーーー
あちらにリライブマシンがありましたよーーー」
6号「おお!遂に失われし文明が蘇る瞬間を目撃できるんですね!」
ゆん「りらいぶって何だったかしら」
6号「ゆんさんにも分かりやすく言うと、心が閉ざされたポケモンを元に戻す手段ですよ。心を閉ざす装置を利用していた組織が解散したので現代では廃れてしまった能力ですね。」
モンスメグ「メチャリッチ☆」
グレアに抱きよせてもらって片頬を胸に擦りつけながら、心を閉ざすなどという不穏な言葉が聞こえてきたため疑念を感じ質問をぶつけた。
心の距離を自在に操作できる心理定規の能力を持つビアンカ相手に到底通用するとは思えない。そのような真似をしたが最後、逆に心を乗っ取られそうなものだ。ボクは自分自身がビアンカに心理定規を掛けられていたためよく分かっている。
アリス「ビアンカは心を閉ざされているのか?」
シロ「あくまでも可能性ですーーー
ブルーには宝玉を発現した力がありますから悪用すればあるいはーーー」
アリス「話を聞いた限りでは悪人とは思えんが」
シロの為に尽力して宇宙ごと股にかけて旅を続けるブルーとやらに現状そんな悪意は感じられない。もちろん直接見た訳でないので断言はできないが、平然と悪行に手を染められるようだったらそもそもポケモンマスターまで行き着けないだろう。
などとグレアの心音を直に感じながら思考に耽っていると、ほわ~んとエメラルドグリーンに光るオーラが出現して見慣れた根暗が現れたではないか。
カルマ「おっぱいぎゅーしながらマジメな話すんなし」
アリス「まだぎゅーしてない。おっぱいぎゅーっていうのはこういうことじゃい」
グレアット「きゃっ……っ!もうっ、アリスちゃんっ」
絹の生地越しに下側から手のひらに収まらないスフィアを掬ってやった。
モンスメグ「かるるん☆羨ましかったらメグのココ空いてるZE☆」
カルマ「あ~だりぃ……来なきゃよかったじゃんよ」
6号「珍しいですね、どうされたんです」
ゆん「そういえばキガンでスズランちゃんが言っていたわね、オーレ地方はかるちゃんの領域って」
アリス「ゆんが覚えている……!?」
ゆん「いくらなんでも私のことバカにしすぎじゃないかしら」
カルマ「もういい帰るわ」
グレアット「わーっ!助けてくださいっ!?」
引き止めようと折り畳んでいた炎の翼を広げようとしたので、ボクは名残惜しくも身体を離し、初めて自分の足でこの施設のタイルを踏む羽目になった。
しょうがないのでカルマの話を聞いている間くらいは立っておいてやろう。
シロ「誰かの入れ知恵ですかーーー」
カルマ「うっせぇわ。最初の一人が戻ってきてんだったらはよいえ」
シロ「うつつを抜かしているからですよーーー」
カルマ「ったく……おい、そこの電源をつけな」
カルマは気だるそうにリライブマシンを指差して顎で使う。電気関係だからか真っ先にメグが反応して電源ボタンを何回か押していくが、老朽化しているせいか電気回線が通っていないからか無反応だったので

モンスメグ「Jack in!! MegaMan,Execute!」
モンスメグの ライトニング☆バースト!
急速にバッテリーが補充されたマシンはガタンガタンと鈍い音も立てながらも動き出した。メンテもされていないマシンを数十年ぶりの起動に成功させるメグ、なんだかんだは電気のプロフェッショナルなだけある。
カルマ「よぉしよくやった。あとはぼくがお前にリライブの能力を授けるだけじゃんよ」
アリス「だれだれ?……えぇ、ボクぅ?!」
カルマ「お前さん以外に誰がいるじゃんよ。ぼさっと突っ立ってるだけでいいから」
アリス「……痛くしない?」
カルマ「ふざけてっとケガさせんじゃんね」
アリス「しゃあねぇな、始めろ」
太陽の当たらない場所というのに光合成を発生させれば周囲に植物エネルギーが集まり出し、カルマとボクの真下に緑色に光る魔法陣が描かれた!
カルマ「フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!」

カルマが呪文を唱えたらエメラルドに輝く草木が芽生えだして瞬く間に急成長したかと思えば、育った白百合の花びらに可憐な花の妖精が集まってキラキラと鮮やかに彩りを魔法陣を幾重にも描き出して、ボクの全身をエプロンドレスの上から優しくツタが巻き付いてきて、ポン・ポン・ポンと小さなお花がいくつも乱れ咲いていく。
次第にボクを包むようにしてツタからつぼみが巨大化していき、華やかに開花してボクとカルマはお花畑に囲まれながら大きな百合の花弁に立っていた。
カルマ「あまねく命に祝福を!エメラルド・リンカーネション♡」
彼女の掛け声で周囲にミントグリーンを基調としたフラワーが無数にも広がっていき、ボクは多幸感・幸福感にも似た浄化をされているような気がした。
くるくると回るお花をいくつか摘んで花冠を編んでボクの頭へ被せて、口元に1枚のちいさな桜の花びらをくっつけてきたその不意に自分の唇で挟んで重なり合った……。
カルマ「あーたん、ちゅっ……♡」
と同時に足元の魔法陣は色を失っていき、周囲の花畑も散っていくなかで、カルマとの接吻は何秒も永遠に続いた……。
カルマ「ん、おしまいおしまい。ぼくはとっとと帰るじゃんね」
元の空間へと戻ってきた瞬間、気怠けにふわふわと浮きながら踵を返そうとするカルマの後ろ首を掴んで引き留めた。
アリス「待て。使い方教えんかい」
カルマ「あ?…………実践してやったろ、じゃあの」
アリス「えっマジ?……アレ?」
カルマ「慣れてんだろ」
アリス「人をなんだと思ってやがる」
カルマ「脳内百合百合」
アリス「ほーん……お前のさっきの空間、そういえば百合ばっかだったなぁ?それに咲いていた花の名前と、あとあっちに咲いていたやつの花言葉は……」
カルマ「あ~~~~~~うぜぇ!しょうがねぇからついていってやんよ、ビアンカ相手に上手くいくかこの目で確かめてやるじゃんね」
アリス「よしっ、お前ら!ブルーを探しに行くぞ!」
…………しーん。
振り向くとみんなプリンの歌を聴いたかのようにスヤスヤと眠っていた。シロまでも例外ではなかった。
カルマ「あー……熟睡効果のあるハーブも咲かせてたからその影響じゃん」
アリス「現実にも影響あるんかい!」
カルマ「ふつうはこんなガヤガヤ集まってやるような儀じゃねえかんな。それにあのオンボロマシンがしっかり動いてくれりゃぁ、ぼくが出向かずとも注射一本で済んだ話じゃんよ」
アリス「……今のうちにカルマでリライズの練習していいか?」
カルマ「~ったく、特別じゃんよ……あーたん」
--ココロのトビラはひらくすんぜん!さいごのトビラをあけてあげよう!--
モンスメグ(ラブコメの波動を感じる☆)

シロ「ふわぁーーーリライズをしゅうとふできふぁようでしゅね……ーーー」
ゆん「ふにゃふにゃだわ!?」
6号「うーん……エクプロした後くらい目覚めがいいですねぇ」
グレアット「結界をつくるカルマさんを見ているうちに眠くなってきちゃって……不覚でしたっ」
モンスメグ(かる×アリ……左右固定★)
カルマ「しっかりしろ道標。このぼくが最後まで見届けてやんだからよ」
シロ「わたしあさはよあいんでしゅーーー」
アリス「もう言うてる間に日暮れそうだけどな」
植物由来の水分をいっぱい補給しちゃったからか、唇まわりが瑞々しくてなんだか普段よりも舌が回ってて発音が良くなったな。ディナータイムまで何も飲まなくても平気かもしれない。
シロ「すぅーーー」
神様が立ったまんま寝ちゃったんだけど。
モンスメグ「エル☆トール-神の裁き-!」
メグは腕に巨大な雷を纏わせてシロへと撃ち出して叩きつけた。
シロ「ふふーーーわたし相手に神の裁きを名乗るなどーーー」
モンスメグ「天上天下唯我独尊☆」
ドカアァァァン……バゴオォォォン……
6号「ただでさえ廃墟なのに!?」
ゆん「跡地に化しちゃうわ!!」
アリス「シロも馴染んできたな」
カルマ「しょ~もねぇ~」
創造神と自称神が取っ組み合いをしているのを遠巻きから眺めているその後ろで、休めることなく巫力を使い続けてブルーを探していたグレアの一声で全員が彼女のほうへと振り返った。
グレアット「見つけましたっ!……霊峰シロガネに居ますっ!」
最初の血族であるブルーであっても、グレアの祠に踏み入れたばかりに隠れきれなかったようだった。
そしてシロガネの地名を耳にしてボクはユリの品性な物言いを思い出した。
アリス「決戦のバトルフィールドか!」
Part44へつづく!