※ありす*自身が主観によって独断した順位とレビューになります。
10位 《オイクメネ》
「ねえねえ、知ってる?色々な怪異が集まる奇妙な家があるんだって」
とある廃屋の噂を聞き付けた大月 直人(おおつき なおと)と大月 優香(おおつき ゆうか)は、姉弟二人でその一軒家へと肝試しに訪れた。
しかしある出来事をきっかけに、弟の姿が消え、優香は家から出られなくなってしまう。
様相が刻々と変化していくこの家で、優香は弟を見つけ出し、無事に家から脱出することができるのだろうか…。
(ゲーム紹介文より引用)
ジャンルは探索脱出もの。
特徴的な部分はゲームオーバーが存在しないことと、死に戻りすることで先に進めるようになるギミックがあることです。
そしてなんといっても、難易度の高さ!スカイツリーレベルに高いです、ロマサガ3を一人旅するくらいの歯ごたえがありました。
だいたいのホラゲはメモを取らずとも謎が解けていけますが、このゲームはメモと撮影必須。さらに周回要素まであるというやり込みっぷり。
様々な謎解きホラーに慣れて、やりごたえを感じたいプレイヤーにお勧めします。
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9位 《操》
三ヶ月前、ひとりの少女が行方不明になった。
少女の名は「操」。主人公アキのクラスメイトだった。
物静かで目立たず、クラスでも地味な存在だった彼女はクラスの虐めの的となっていた。
アキの通う学校では、度々怪現象の噂が囁かれていた。
クラスメイト達は言う━━「操の呪い」だと...
(ゲーム紹介文より引用)
学園内を探索する王道ホラー。
最初の方こそよくあるステレオタイプの進行なのですが、このストーリーの真骨頂は終盤に回収される伏線の数々がプレイヤーへの感情を揺るがす展開の連続であり、とあるテーマへの倫理観や哲学的な考察を深く追求していく部分にあります。
また、ノベライズ版はなんと「Sense off」や「未来にキスを」といった哲学系ノベルゲームを手掛けたあの元長柾木氏が執筆しています。
純粋にホラーを楽しむだけでなく、そういった物語が好きなプレイヤーは是非ともプレイしてみてください。
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8位 《魔女の家》
(ゲーム紹介文より引用)
フリーのホラーゲームと言えばこれ!というくらいには有名なタイトル。
謎解き以上に、即死トラップや追いかけっこ要素が多めなので典型的な踏んで覚えるタイプです。割と後味の悪いシーンがちょくちょくあるので苦手な方はこれをきっかけに慣れましょう。
ノーマルエンドの後にトゥルーエンドに入ることで真相が明らかになります。
メリーバッドエンドが好きな方はプレイしてみましょう。
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7位 《Hash Beat Step》
(ゲーム紹介文より引用)
かくれんぼで躱していく脱出ホラー。ネタ要素が濃く、見た目以上にスタイリッシュ。
謎解き要素は薄く、追いかけっこもあるけど基本は物陰に隠れる感じです。意外とありそうでないギミックなので高評価。
たったひとつの惜しい点は誤字脱字と進行不可能なバグが多発することでしょうか。
DL ⇒ 工事中
2022年現在ダウンロードできないため、気になる方はニコニコ動画でTowaco様の実況プレイを視聴しましょう!
6位 《雨宿バス停留所》
いじめられっ子の少女”千歳”は、来るはずもないバスを待つ少女”小鳩”と出会う・・・
(ゲーム紹介文より引用)
追いかけっこ要素がメインの探索ホラー。アクションを要求される場面が多々あり、フラグ管理がちょっと難ありなのであらかじめ慣れておきましょう。
秀逸な点は、取り扱っている題材が重く、ストーリーもシリアスなのですがそれを思わせない展開の足運びが非常に上手かったことです。
伝奇ホラーが好きな方はプレイして損をさせませんよ。
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5位 《虚白ノ夢》
自らの存在意義を否定して身投げした少女、碓氷深白(うすい みしろ)。
そんな彼女が目を覚ますと、そこは天国でも地獄でもない、
『鏡の世界』と呼ばれる仄暗い空間だった。
「……この世界で鏡を探しなさい。そして、それを割るの」
(ゲーム紹介文より引用)
謎解きメインの探索ホラー。間髪入れない唐突な追いかけや、即死トラップに、画面いっぱいのびっくり要素もけっこうあるので非常に本格的な仕上がりです。
繊細かつ雰囲気系と思わせて重厚なストーリーとなっており、進め方でエンディングが分岐するので自然と手が周回プレイをしているはずです。
映画を見たような気持ちに浸りたい方は是非とも遊んでみましょう
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4位 《奈落の華》
(ゲーム紹介文より引用)
ゲームオーバー・追いかけ要素はなく、ホラーゲーム慣れしていなくても安心設計。
シナリオが徹底的に重視されていて、ノーマルエンドに辿り着くだけでも様々な憶測や考察がよぎり、そのあとに別のエンドに分岐していくと非常に説得力のある展開へ進んでいき、気がつけばもうあなたも地獄という名の作者様の沼に落ちています(ぇ
さっくりホラーテイストを感じたい方にお勧めです。
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番外4選
ジャンル的にはホラーゲームではないのですが、展開がどう見てもホラーなフリーゲームをここに別個紹介していきます。
《タオルケットをもう一度2》
作者様の自作ドット絵によるほのぼのRPGです。
ボクは昔このゲームをプレイして、恐怖ではじめてガチ泣きしました。ホラゲ慣れしてるからへーきへーきと思ってたんですけどね。。。
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《らぶいるねす》
好感度調整もフラグ管理も存在しない、貴方が愛されるための恋愛ADV。
実際にプレイしてもらわないとプレイ後の感覚は解説できません。
いつかこの作品のレビュー記事を書こうと思ったくらいの衝撃作でした。
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《愛と勇気とかしわもち》
シンプルなルールのパズルです。
本当にそうだったら、検索してはいけない言葉にHitしません。
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《ムーンライトラビリンス》
アクションメインの2D脱出ゲーム。現在ダウンロード不可能ですが、有志からデータを貰えたのでプレイさせてもらいましたけど、もうね……うん。
どうしても気になる方はググってどうぞ、閲覧注意とだけ触れておきます。
DL ⇒ HP閉鎖中
3位 《SPIEGEL EI》
(ゲーム紹介文より引用)
作者様はホラーではありませんと銘打っておりますが、謎解き探索アドベンチャーという点では一致しているので紹介させていただきます。
フラグ管理が緻密で難解となっていてゲームの難易度は、察しがいいプレイヤーであるかどうかで大きく左右されることでしょう。
そして最も大事なことは、『主人公を操作しているのはあなた自身』だということ。
考察が大好きな方には最後までプレイすることを強くお勧めします。
2位 《うずまきねんび》
(ゲーム紹介文より引用)
歩く、調べる、以上。ジャンルは電波系といった方が適切でしょう。
個人的にはこれまでプレイしてきた500以上の作品のなかでも、迷わず選ぶほど最も好きなフリーゲームなのですが、今回の記事はおすすめしたいテーマなので2位に位置付けました。
言えることはたった一つ、考えるな感じろ。
あ、シリーズ12まであります。
ちょぺぽおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
DL(ふりーむ) ⇒ ここをクリック
1位 《Ib》
色々な作品を観ていたイヴだが、ふと気がつくとひとりぼっちになっていた。
誰かいないか探し回っていると、美術館に異変が……
(ゲーム紹介文より引用)
ただ純粋に、まだプレイしたことがないのならやってほしい。
探索がメインでロジックな謎解きが基本、ストーリーは中編くらいの長さで難易度はかなり低いので誰でも気軽にクリアまで進んでいけます。
リメイク版がSteamから販売されており、けっこう変わっている部分があったのでフリー版しかプレイしていない方は購入して見比べてみると楽しめます。
DL(公式ページ) ⇒ ここをクリック
リメイク版の記事は過去に書いているのでCompleteを目指したい方はこちらも合わせて読んでもらえれば幸いです
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ここから先は、ボクのフリーゲーム語りに入るのでおすすめフリゲを見に来ただけの読者さんはブラウザバック。
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ランキングに入っていないからおすすめできない!という意味ではなく、あくまでもボクの主観で様々なユーザーに、このタイトルはやってもらえるとボクが嬉しいと思えるホラーフリーゲームを10作厳選しただけに済みませんのでそこはご理解くださいね。
たとえば『殺戮の天使』はアニメもコミカライズも全履修したほどには好きなゲームですけれども、非常にストーリーが長いためクリアするまで膨大な時間を費やすことになるので気軽にはおすすめしにくい、という理由でランキングから省きました。
殺戮の天使:公式ページ
1位にノミネートした『Ib』を目安に、要プレイ時間・ストーリー・ギミック・恐怖面を考慮した結果選んだランキングってわけです。
そして『Ib』の名前が出たところで、このボク・ありす*ちゃんのフリーゲーム歴をちょっとだけお話しますね。
ボクがはじめてフリーゲームをプレイしたタイトルこそ、この『Ib』であり2013年あたりのことでした。なんならそれまでは『青鬼』すら知りませんでした。
それまでは家庭用ゲーム機ばかりで遊んでおり、PCでゲームをするなんていえば専ら恋愛シミュレーションか、ROMを吸い込んで検証していた初代ポケモンくらいだったので、当時は斬新な感覚でした。
RTPってなんやねんって思ってました(ぇ
で、ゲルテナ展にすっかりのめり込んだボクはニコ動でMADを観たり実況を観ていくうちに、色んなフリーゲームが世の中にはあることを知りました。
すごいですよね、こんなクオリティのゲームを無料でやらせてもらえて良いの!?ってなりましたよ。特に『愚者アリア』とか今やっても色褪せないシステムです。ホラーではないのでランキングには載せませんでしたが、アドベンチャーが好きなら是非是非。
愚者アリア:DLページ(ふりーむ)
それからというもの片っ端から毎日のようにダウンロードしては大量のフリゲの海を泳いでいきました、USBにも入りきらないくらいにはw
ただ、最初にプレイしたのが『Ib』でそのあとにやったのが『魔女の家』で、『いちろ少年奇譚』に『オシチヤ』やら『マッドファーザー』ってこともあったのでめっちゃくちゃ目が肥えちゃって、このままだとミーハーになっちゃうなって危惧して
いちろ少年奇譚:DLページ(夢現)
オシチヤ:公式ページ
マッドファーザー:公式ページ
『君の瞳はサンダーボルト殺人事件』や『魔女のおつかい』、『かよちゃんは頭が悪い』とかゲーム性を度外視したまったり作品を積極的にやっていくことで無事雑食になれた経緯がありましたね。
君の瞳はサンダーボルト殺人事件:DLページ(旧ふりーむ)
魔女のおつかい:DLページ(ふりーむ)
かよちゃんは頭が悪い:公式ページ
それと実兄と一緒に『Glare』をプレイしてて、恋愛ゲームが好きなボクはフリーの恋愛ものを探していくうちに見つけたのが
Glare:公式ページ(18歳未満は禁止)
サークル【Shadow's Silhouette】様の作品たちで、この方の描く甘酸っぱい同性愛・TS愛の物語が心の旋律に強く鳴り響いたのは今でも忘れられない想い出です。
非常に残念なことに、解散なさってしまったのですが、作者様がツイッターでフォローしてくださっていることが何よりの宝物です!
それで思い出しましたが『ガールズカーニバル!』や『星空プリエール』を手掛けるくりちほ様からもフォローを頂いており、確かくりちほ様の製作したRPG作品を極限縛りプレイをしているときに出会ったと記憶しております。
くりちほ様の製作されたゲーム一覧(ふりーむ)
RPGで縛りプレイするの好きなんですよ……
あ。もし興味がおありでしたらポケットモンスターファイアレッドで、最少勝利回数クリアするシリーズを3回挑戦していたので読んでもらえると冥利に尽きます。
その界隈では有名な、おやつの人様からも認知されていたり。
そんな経緯もあって、せっかくならボクのしてきた趣味を誰かと共有したいと感じてこのような記事を作ってみた訳です。
ここではホラージャンルを取り扱いましたが、別ジャンルで教えて欲しい作品がございましたら遠慮なく申し付けください。
最近だと『彼女系生命進化論パーフェクト☆ガール』や『END ROLL』あたりが胸を打たれた作品ですね、後ろ髪を引かれるような思いになれました。
彼女系生命進化論パーフェクト☆ガール:DLページ(ふりーむ)
END ROLL:公式ページ
では最後に……
メアリーのことを【Ib】で最も愛するキャラになったきっかけと、
フリーゲーム全般でトップクラスに好きなキャラを貼って〆させていただきます。
ご読了ありがとうございました!
↑屈指の名シーン
↓『怪異症候群』より姫野美琴ちゃん(立ち絵は公式より借用)
この子が一番ボクのハートにグッときました
ゆめにっきが入ってない、やり直しと思ったそこのあなたは
火星さんをほうちょうで刺すRTAを走ってどうぞ